“エイリアン vs ゴッドファーザー” 地球外生命体、史上最大のピンチか?

RIZIN初の東京ドーム大会と同日に海を渡ったMMAの本場北米でも世界最高峰UFCのナンバリング大会UFC263が行われる。RIZIN東京ドーム大会のカードも超豪華だが毎回神大会となっているUFCも今回は超弩級のカードを揃えてきた。

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まず、UFC263のメインではミドル級王者として無敵を誇り、2階級同時制覇を目論みライトヘビー級王座にミドル級の体重のまま挑戦したが惜しくも敗れてMMA初黒星を喫してしまった”地球外生命体”イズラエル・アデサニヤの復帰戦が行われる。

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復帰戦と言ってもアデサニヤは現役ミドル級王者なので勿論、タイトルマッチだ。MMA初敗北が3月の出来事だが3ヶ月での早期復帰はかなり異例であり、初黒星を早く払拭したい王者としての意地を感じる。

普通は無敗の選手が敗北を喫すると一気に調子を落として連敗したり、嘘の様に弱々しくなってしまうが地球外生命体は果たしてどうだろうか?
無敗だったロンダ・ラウジーやコーディ・ガーブラントなどは初敗北からUFCの波に一気に飲み込まれてしまった典型的な例だ。

世界中のトップ選手が集まり鎬を削り合うMMAの最先端であるUFCでの”復帰戦”は非常に難しく、選手の入れ替わりや流れも異常に早いので絶対王者といえど油断出来ないし細心の注意が必要だ。UFCにおいて”連敗”は地獄を意味する。しかし、インタビューなどを見るとアデサニヤは飄々としていて「上の階級に挑んだのだから仕方がない、ミドル級に戻れば無敵さ」と全くショックは受けてない様子だ。

実際、ライトヘビー級挑戦も完敗ではなく、むしろスタンド打撃ではブラホヴィッチを翻弄して上回っていた様に感じる。体重差を感じさせない攻防はさすがMMA史上最高のストライカーといったところだ。ただ敗北は敗北であり今回の復帰戦であるミドル級タイトルマッチで地球外生命体の真価が問われる。

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対する挑戦者のマーヴィン・ヴェットーリはイタリア人ファイターでイタリア人初のUFC王者を目指し通称も「ジ・イタリアン・ドリーム」だ。

日本のPRIDEを観て総合格闘家を志したが当時イタリアにはまだ整った総合格闘技ジムが無かった為、6つのジムに通って、総合格闘技に必要なテクニックを習得した情熱と努力の男だ。親日家なのか、左胸から左腕にかけて和彫の龍や武士の刺青が入っている。
サウスポーで常に動き続ける激闘型で組技、寝技も出来るオールラウンダーだ。スタミナも豊富で好戦的であり流血もお構いなしだ。

“イタリア人””激闘型””夢をあきらめない””左利き”
そう!ヴェットーリはロッキーの様なMMAファイターなのだ!

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そして、アデサニヤとヴェットーリは一度UFCの舞台で戦っており、ミドル級絶対王者であるアデサニヤと2-1のスプリット判定までいっていてミドル級の戦いにおいてアデサニヤを最も追い詰めたのはヴェットーリだ。
ヴェットーリはガッツがありロッキーの様に勇敢なのでスタンド技術で勝るアデサニヤにも怯まず勝負していたし、3Rはテイクダウンを奪いアデサニヤの弱点である組技と寝技で優位に立ちポイントを奪ってみせた。
正直、ミドル級で相手が見つからなかったアデサニヤにとって過去最高に嫌な相手だろう。しかもMMA初敗北の後で絶対に負けられない。

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イタリア人の恐さはゴッドファーザーなどマフィア映画を観ればお分かりだよね?

UFC263は地球外生命体史上最大のピンチかもしれない!

「エイリアン vs ゴッドファーザー」の夢の様な対決だ(笑)

もっと分かり易く説明するとファイトスタイル的にはアポロ(アデサニヤ)vsロッキー(ヴェットーリ)だ。自由自在にパンチを避けるアデサニヤにヴェットーリが根性でどこまで立ち向かえるか?

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ぜひ対決前に両者の過去試合と色んな映画を観て気持ちを高めておこう!

無敵の王者・アデサニヤ敗北は正直…ある。

御後が宜しいようで。

文・鬼越トマホーク・坂井良多

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