主人公サトシ、“最強ポケモン”ムサエフの関節ゲットだぜ! 令和に蘇ったヒョードル vs ノゲイラの代理戦争

「令和に蘇ったヒョードル vs ノゲイラ」
平成で皇帝ヒョードルに苦汁を嘗めさせられたリオの沈まぬ太陽ノゲイラが時を超えて復讐できるのか?

RIZINライト級初代王者決定戦「トフィック・ムサエフ vs ホベルト・サトシ・ソウザ」
このRIZIN.28東京ドーム大会で行われるRIZINライト級の大一番を独断と偏見で令和に蘇ったヒョードルとノゲイラの代理戦争としてしまおう。そのくらいムサエフvsサトシはヒョードルvsノゲイラに合致するのだ。

まずはヒョードルであるRIZINライト級GP覇者であるコーカサスの死神こと破壊神トフィック・ムサエフ。

信じられないくらい硬いチート懸かった打撃の威力とヌルマゴや大まかに言うとヒョードルも含まれるロシア・西アジア圏、いわゆる”旧ソ連圏”独特の反則的フィジカルを持つ皇帝系男子だ。RIZINでも無類の強さを見せつけ、対戦相手とファンさえも戦慄させて恐怖させる様はまさにRIZINのヒョードルと言っていい。

少々、技術的に粗い部分もあるのだがそれを補ってお釣りが来るほどのポテンシャルと迫力を持つ所もヒョードルにそっくりではないか。アゼルバイジャンの英雄として誇りを背負い、現役格闘家として異例の兵役も経験済みでメンタルの強さも並みの格闘家のレベルを凌駕している。

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ムサエフの凄さはやはり並外れた体幹と体力にある。全力ロシアンフックを連発できるし、蹴りの威力も一打必倒で、パウンドは文字通り鉄槌であり、一発一発が雷の様な威力を誇り、それを連発できる体幹の化け物がムサエフだ。この体幹と体力は天性のものであり普通はあんな威力のパウンドは打てない。弛まぬ努力とハングリーさと共に天性の体幹と体力から繰り出される全ての”打”がムサエフ最大の魅力であり対戦相手からしたら脅威でしかないのだ。
よく「打撃は広背筋」なんて言葉を聞くがムサエフの背中の筋肉の発達は凄まじい、まさに死神の翼の様だ。

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対する令和のノゲイラであり、RIZINを独創的なサブミッションで席巻する浜松の”日系ブラジル最強寝技集団”ボンサイ柔術の御曹司であるホベルト・サトシ・ソウザ。

柔術界では超有名な存在だったサトシが待望のRIZIN参戦したのはRIZIN.15の北岡戦だった。究極の寝技対決と言われた予想を覆し打撃で勝利したサトシは次戦でも様々な団体で王者になった打撃の強い廣田瑞人を右のパンチで沈め、柔術家だがMMAファイターとして打撃が出来る事を存分に証明した。

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打撃が出来なかったグレイシー一族に比べて打撃もできるネオ柔術家として日本で最初に台頭したのがノゲイラでありサトシはMMAで打撃で勝てる事を証明して”シン柔術マジシャン”という元祖”柔術マジシャン”ノゲイラに因んだ称号を手にしている。

そんな順風満帆だったサトシのMMAキャリアだが挫折は突然やってきた。2019年10月12日、RIZIN.19のライト級トーナメント1回戦で元UFCファイターの本格派、ジョニー・ケースと対戦し、左目にパンチを受け、試合開始から75秒でタップアウト。キャリア初黒星を喫したのだ。
完全KOというよりも苦し紛れにタックルに行ったところにアッパーを合わせられ、目に直撃して嫌倒れしてタップしてしまったのだ。完全にMMAの洗礼を受けてしまい、痛がりながら倒れ込んだ姿は衝撃的でサトシへの期待が大きかった分ファンの落胆は大きく(サトシはMMAに向いてないんじゃないか?)なんて辛辣な声も聞こえた。

サトシに大きな挫折を与えたジョニー・ケースは2回戦でムサエフに打撃で粉砕されてしまい、ムサエフはそのまま決勝でベラトールから来た最強の刺客ピットブル兄を倒しRIZINライト級GP優勝を果たした。

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つまり今回、サトシは自らに初めて挫折を与えたジョニー・ケースよりも遥かに強い破壊神・ムサエフに挑む形になる。
ケース戦の負けからサトシはMMAに本気になり、矢地祐介戦、徳留一樹戦と鬼の様な強さを見せている。矢地戦のマウントパンチはヒクソンを彷彿とさせ、徳留戦の三角絞めはノゲイラを彷彿とさせた。サトシはヒクソンとノゲイラのMMA柔術の技術を最新アップデートした柔術界のiPhone12なのだ。ジョニー・ケース戦の負けを払拭するかの様に連勝し、日本人キラーとして無類の強さを見せているがそれは国内での話。

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「ジョニー・ケース?あぁ、あいつに負けた奴か。なるほど、良い試合をしよう(笑)」

とばかりにアゼルバイジャンから破壊の死神がやってくるのだ… 実際、ムサエフはそんな嫌な奴ではないがMMAファイターとして格上は完全にムサエフで矢地、徳留に連勝して幻想が高まってるサトシといえど不利を予想する声が多い。

ただサトシはムサエフより寝技は強い。それは断言できる。ムサエフの猛攻を凌いでワンチャンで極める事ができるのが、世界有数の柔術家ホベルト・サトシ・ソウザという男だ。

勝つんじゃないか?と思われてるのがムサエフ。
勝って欲しい…と思われてるのがサトシ。
ここら辺もヒョードルとノゲイラっぽい。

完膚なきまでに相手を制圧するヒョードルの戦い方とギリギリの逆転劇の中、必ず最後に一本を取るノゲイラ。サトシに贔屓目で見ても7:3くらいでムサエフ有利だが結果はどうなる?

ムサエフという最強ポケモンの関節ゲットだぜ!を主人公サトシが成し遂げるのか?それとも破壊神の殺戮ショーが東京ドームで繰り広げられるのか?

打 vs 極。
アゼルバイジャン vs ブラジル。
令和のヒョードル vs 令和のノゲイラ。
コーカサスの死神 vs カナリヤ色の大和魂。

どっちが勝つのか?
サトシの打撃耐性はどうなのか?ムサエフの寝技はどうなのか?

ムサエフは過去に2度一本負けしており、決まり手はアナコンダチョークと三角絞めだ…サトシが得意な技ではないか!
ただジョニー・ケース戦の嫌倒れは未だに完全払拭は出来てないしムサエフの打撃はシャレにならない…

RIZINライト級初代王者決定戦「トフィック・ムサエフ vs ホベルト・サトシ・ソウザ」

6月13日RIZIN.28東京ドーム。結果は戦いの神のみぞ知る…

物凄く楽しみだ!

御後が宜しいようで。

文・鬼越トマホーク・坂井良多

sakai
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