地獄より下に堕ちた“コナー・マクレガーを超えるはずだった男” 奇跡の復活なるか?

マクレガーを超えるスーパースター…になるはずだった花実兼備の男「コーディ・ガーブラント」。

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「UFC一性格の悪い問題児」元UFCバンタム級王者TJ・ディラショーとの因縁と憎悪の元同門による負けられない2連戦で無敗に土を付けられるどころか完全に幻想を破壊され、地に堕ちたガーブラントはさらに復帰戦の伏兵ペドロ・ムニョスにもKOされて3連続KOで3連敗を喫して長い長い低迷期を過ごす事になる…

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ガーブラントが次世代のスーパースターだと信じて疑わなかったUFCファンにとってガーブラントが無敗のままバンタム級の強さの象徴だった「バンタム級完全支配者」元祖”ドミネーター”ドミニク・クルーズに完勝してUFCバンタム級王者になり、初防衛でTJ・ディラショーを迎え、ディラショーとの1戦目の1Rまでディラショーを軽く圧倒していたのでガーブラント王朝は長く続くものだと思っていた。

底知れない大物感とイカしたタトゥー、勝ち気なヤンチャ系男前で時折、挑発を盛り込んだ華麗で豪快なボクシングテクニック…全て備わったネクスト・マクレガーだったのは完全なる事実だ。

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だからTJ・ディラショー第1戦の2Rで自身のディフェンス能力を過信して左ハイキックを効かされてパンチで仕留められた瞬間に張り詰めていた糸が弾けた様に急に脆さが露呈したガーブラントの姿を見て我らがフット後藤氏の名言を拝借すれば「栄光と挫折の高低差あり過ぎて耳キーンなったわ!」で完全に合っている。
それくらい無敗の頃のガーブラントには幻想があったし初KO負けからの凄まじい転落は見てられないものがあった。

絶対に負けたくない相手であるディラショーに2連続でKOされ、復帰戦に用意された一見イージーな相手にもKOされて地獄より下に堕ちたガーブラントはUFCファンの期待を首の皮一枚繋いだ状態でコツコツと復帰に向けて努力して錆び付いた自身への期待をもう一度背負い直して2020年6月6日に古豪ハファエル・アスンソンとの”負けたらいい加減終わり”の再復帰戦で2R終了と同時の豪快な右フックでアスンソンを失神させ約3年ぶりに勝利して待望の復帰を飾った。
ただ最後の一発は良かったが、最高の時のガーブラントを知るUFCファンにとってはまだまだ疑問符が残る試合でもあった。(まだまだ全然負けのトラウマを背負ってるんじゃないか?)そんな懸念は今もガーブラントに対してUFCファンが進行形で抱いている。

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次のロブ・フォント戦…これが完全にガーブラントの分岐点になる。アスンソンは言い方は非常に悪いがロートルだ。次のフォント戦こそガーブラントが昔に戻れるかの大事な大事な真の復帰戦になる。

ロブ・フォントは正直、手強い… 贔屓を包み隠さず言ってしまえば皆、ガーブラントに勝って欲しいと思ってる。世界的カオスであるバンタム級にイケイケのスーパースター「コーディ・ガーブラント」に戻ってきて欲しいと絶対に思ってるはずだ。
ただ過去の事例からガーブラントを完全に信じきれないし、フォントは大振りだが独特のパンチのリズムを持っていてパンチの威力、硬さ、回転力ともに今のガーブラントには危険過ぎる…

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パンチを効かせた後のパウンドも威力満点で少しでもパンチが効いて下になればそのままパウンドアウトされてしまうだろう。昔のガーブラントならば問題なくパンチを避けて圧倒的にパンチでKOしたと思うが今のガーブラントは果たしてフォントを倒せるのだろうか?
純粋なボクシングテクニックはガーブラントの方が上だが、タフなフォントにパンチを効かせて追撃しようとした時が1番危ない。フォントの拳は硬く、脆くなったガーブラントは打ち合いで負ける画がどうしても浮かぶ…

チャンスが1番のピンチになる可能性がある…
我々はガーブラントが好きだがどこまでもガーブラントに対してネガティブなのだ…

正直、苦しい戦いになりそうな気配はあるがここで良い勝ち方が出来なければ強豪渦巻くバンタム級でガーブラントが再びベルトを巻く事はない。
この試合は残酷だ… もしガーブラントがKOされたら…想像したくもない。
ただロブ・フォントの直近のマルロン・モラエス戦などを観てしまったならば戦慄が走り悪夢がよぎる…

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アスンソン戦の右フックなど無価値になる。列の後ろに並び直すにはガーブラントはしくじり過ぎた…もう若くもない。
正直、中止になったが階級を下げてのデイブソン・フィゲイレードとのフライ級タイトルマッチも嫌な予感がしたので怪我してくれて命拾いしたと思ったくらいだ。

我々はガーブラントがまたKOされる所を見たくない…
なぜだかはわからない…恋に近いのかも知れない…

颯爽と現れた無敗の刺青男の色気に全UFCファンが虜になってしまったのだ。

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だが時は待ってくれない…

2021年5月23日UFCファイトナイト・ラスベガス27。
コーディ・ガーブラントvsロブ・フォント。

俺は観るよ…見届けるよ。奇跡を信じて!

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コーディ・ガーブラントが再びUFCバンタム級のベルトを獲ったらそれは奇跡だ!彼が冬眠している間にバンタム級は劇的に変動した。浦島太郎であるガーブラントが生き残れるか?もしフォントをKOしても修羅は続く…胸騒ぎが止む事はない。
因縁のTJ・ディラショーも近々、還って来る。ただガーブラントやTJ、ドミニク・クルーズでさえまとめて浦島太郎になってしまうくらい今のUFCバンタム級のレベルは極上だし目まぐるしい…

2021年UFCバンタム級仁義なき戦い。
ふぉんとに見逃せないよ。ふぉんとに…ガーブラントはふぉんとにフォントをKOできるのか?
ふぉんとに頼むぜ!我らがガーブラント!

…御後が宜しいようで。

文・鬼越トマホーク・坂井良多

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