“極上の殴り合い”武尊が全てを黙らせた 全格闘技ファンが天心戦を見届ける覚悟が固まっている

新生K-1史上最大の決戦。「武尊vsレオナ・ペタス」

武尊…最強の敵レオナ・ペタスを2RKOで大激勝!!!レオナの覚悟と夢を武尊の覚悟と夢が上回ったK-1の歴史に残る極上の殴り合いだった。
散々試合前に不安要素を言われていた武尊がその全てを黙らせる完全KOでK-1、そして格闘技というジャンル全てを背負った信じられない矜持を全世界に見せつけた。

2週にわたって繰り広げられてきたK’FESTA.4というK-12021年最高の祭りでとんでもない試合が連発されていたが結果的にメインの武尊が全て持っていってしまった様にすら感じる。

これぞThis isカリスマだ!とにかく文章で表現できる興奮と感動を遥かに超えている。

宿敵である神童・那須川天心もK-1に来場して試合を見守る異質な空間の中、武尊のプレッシャーは1人の人間が背負えるレベルではなく入場時からの「イっちゃってる」顔がいつにも増して完全にイっちゃっていた。

レオナと武尊の入場の表情だけで互いにどれだけのものを背負ってここに立っているかと凄まじい鬼神の覇気を感じた。アドレナリンフルMAXとはこの事だ。

互いに譲れないものがある試合直前のフェイスオフも両者バッキバキの気迫と闘志が全面に出たあれだけで金の取れるフェイスオフだった。

長時間の興行で色んな試合があったにも関わらず武尊が出てくると心躍るしファンもアンチも固唾を呑む。やはり新生K-1の中でも他の追随を許さない図抜けたカリスマであり鉄人だ。

素人なので何度も見返して分かる事だがこの試合は武尊が派手に倒したKO勝ちに見えるが紙一重の大接戦だ。武尊の打たれ強さとK-1と今までのキャリア全てを背負った並々ならぬ思いが膝をつかせなかっただけでレオナにもKO勝ちのチャンスは何度もあったし、先に危険な一発を入れてぐらつかせたのはレオナだ。2Rでもダブルノックダウンでもいい程レオナの石の拳は武尊をぐらつかせていた。

それにしても一度グラついて笑った後の武尊の狂気じみた強さは凄まじいものがある。攻撃を喰らって「殺意の波動に目覚めた武尊」になるのだろうか?

武尊の勝因は覚悟を決めた烈烈たる命を削る様な打ち合いを制したパンチは勿論、その打ち合いの情熱と別に冷静にカーフキックをコツコツ当て続けた事も勝因に繋がる大きな要素だ。レジェンド魔裟斗が解説で指摘した通り、凄絶な打ち合いに気を取られカットを忘れたレオナのふくらはぎは徐々に真っ赤になり2Rには踏ん張りが効かなくなっていた。

試合後のインタビューで最近のトレンドでありMMAの最先端で流行っているカーフキックを急ピッチで練習してきた事を明かし、やはり日々の進化無くしてレオナ攻略は出来なかったと石の拳の脅威を改めて語っていた。武尊はレオナの拳を喰らい物が二重に見えていたし、ほとんど覚えていないという極限状態の中でギリギリの勝負だったとインタビューで告白し、いかに拮抗した勝負だったか我々に試合後の生の声を伝えてくれたのだ。

カーフキックの波がMMAだけじゃなくK-1にも来たのは正直ビックリしたが。もはやカーフキックは格闘する者にとって標準装備の技術なのかもしれない。レオナ攻略の為に試合までに使える技に仕上げた武尊はやはり才能は勿論、新生K-1随一の努力家だ。

今回で改めて武尊の逆境の強さと勝利への執念と勝負強さ、他の者には無い決意と覚悟、闘った後の気持ちの良さを日本中に示した。男前で努力を怠らず、やる事をやっている男に男達は嫉妬してしまい自分もだらしない人間なのでアンチの気持ちも分からなくもない。ただ今回のレオナ・ペタス戦の勝利にケチをつける人間はいないと思う。武尊はそれほどの事をやり遂げた。

ファンの期待もアンチの暴言もレジェンドの予想も怪我もコロナも全て受け入れた上で負けたら引退も辞さない状況の中、最強の敵を完全KOして結果で黙らせた上で更に大きな夢に向かってどこまでも謙虚を貫いた武尊。
闘ったレオナへの敬意、来てくれた天心への礼儀、K-1への感謝、格闘技への愛、力強く誇り高いマイク、その全てを全身全霊で表現して決して驕る事なく大会を締めた。

今回ばかりはファンもアンチも武尊を問答無用にリスペクトだ!最高の試合と大きな夢につながる大いなる決意をありがとう!武尊!

敗れたレオナ・ペタスも本当に危険で誇り高く気持ちの良い闘いをする素晴らしい最高のファイターだ。武尊とレオナが試合後に膝をついて語り合う姿に日本中が目頭を熱くした。終わった後のSNSのやり取りも含めて本当に気持ちの良い男と男の珠玉で究極無二の決闘だった。

新生K-1史上最高の試合だ!

自らの命を懸けてこの闘いを生き残った武尊は自分のキャリアの最終章である夢の那須川天心戦に歩を進めた。天心も武尊も自分のすべき事は全てやった。あとは大人達が場を整えるのを待つのみだ。長く待たせてしまったと武尊は語ったが、そんな事はない。

お互い今が最良であり全盛期!!全格闘技ファンが見届ける覚悟が固まっている!今がベスト!さぁ、世間を!コロナを!世界を!全てを驚かせる天下無双の闘いをしようではないか!武尊、レオナ、K-1、最高の試合をありがとう!

格闘技最高!!!!!

御後が宜しいようで。

文・鬼越トマホーク・坂井良多

sakai

©︎K-1

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