5月1日に「NIKE(ナイキ)」は、設立50周年を迎えた。そしてその記念すべき日に、公式SNSのサムネイルをスウッシュロゴと数字の50を組み合わせたグラフィックにアップデートし、共同創設者兼名誉会長であるフィル・ナイト氏が設立日である1972年5月1日のことを振り返り記したという文書も公開された。
1972年5月1日という日はNIKEが設立された日であると同時に、実は前進となった企業「ブルーリボン・スポーツ」が米国市場向けにライセンス供与していた日本のシューズメーカー「オニツカ株式会社」から契約を打ち切られた日でもある。このときのことを、ナイト氏は次のように振り返っている。
「バッドニュースだったが、お陰で尻を叩かれ前に進むきっかけになった。私はこう思っていた。『今がそのときだ。我々はこのときを待っていたじゃないか。もう誰かのために働くのはやめよう。成功しようが失敗しようが、我々のアイデアとブランドとともにやっていこう』と」
当時、「ブルーリボン・スポーツ」は単に「オニツカ」のアメリカでの代理店というだけでなく、アメリカ市場で求められる機能性やデザインを「オニツカ」に提案し、「オニツカ」が製品に反映するという密接な連携をとっていた。しかし両者の関係が悪くなるにつれ、「オニツカ」に代わるパートナーも探していたというナイト氏は、「オニツカ」との決別により、自分たちで自分たちのスニーカーを作る努力を倍加させることになったのだった。
ナイト氏は「我々には夢があり、スポーツへの愛があり、大きな野心があり、トランクいっぱいのランニングシューズがあり、そのすべてに大きなスウッシュ(スウォッシュ)が付いていた」と記している。
その日から半世紀。その後のNIKEの躍進は誰もが知るところである。
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