司令塔からガンガン点を取りに行く NBAのポイントガードは“超攻撃型”

ポイントガードといえば“コート上の監督”や“司令塔”と呼ばれるポジションである。2000年代まではマジック・ジョンソン、ジェイソン・キッド、スティーブ・ナッシュなどパスで味方を活かす選手が中心だったが、現在は自らガンガン点を取りに行く“超攻撃型”ポイントガードが中心だ。

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今季ヒューストン・ロケッツに移籍したラッセル・ウエストブルックはその内の1人。シーズン開始前は、ロケッツにいるもう1人のスーパースター、ジェームズ・ハーデンとボールシェアの不安があったものの、ウエストブルックはハンドラーのポジションをハーデンに譲った。
ウエストブルックは昨シーズンまでとは違う役割となったが、見事なまでにロケッツの“スモールボール”にフィットしたのだ。ロケッツのような3P主体のチームで、スラッシャータイプのウエストブルックの貢献は大きい。戦術的に空いているペイントエリアに縦横無尽にアタックし、今季はキャリアハイのeFG49.3%(eFGは2Pシュート、3Pシュートを合算した成功率)を記録している。またボール保持時間が減っていながらも、アシストは1試合平均7アシストと高水準を記録。“超効率的”なオフェンスマシーンと化したウエストブルックは、現代を代表するポイントガードの1人である。

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NBA再開後の“バブル”で、誰よりも輝いたのがダミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)だ。平均37得点以上、ディープ3(3Pラインよりもはるか遠くからのシュート)は驚異の46%、平均9アシストを記録し現在最も“ホット”なプレイヤーとなった。彼はNBAのベストプレイヤーの1人ではあるが、他のどんなプレイヤーとも違う“異質”な存在。まさに“バブル”状態のリラードは、現在どれだけの評価を受けても見合う選手だろう。

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今シーズンほとんどプレイできていないとはいえ、現代のポイントガードを語る上でステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の名前も欠かせない。リーグ史上最高のシューターのスキルに衰えはなく、シュートが全く入らなくなるまでは“No.1”ポイントガードであり続けるはずだ。もちろん、ディフェンスは他選手と比べると劣るかもしれないが、試合の行方を託したいと思えるのはカリーではないだろうか。NBA最高速のシュートモーションから放たれる高確率のシュート、そしてリーグベストのハンドリング力を兼ね備えるカリーはしばらくトップの座を譲らないだろう。

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もちろんカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)、ケンバ・ウォーカー(ボストン・セルティックス)、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・76ers)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)といった面々もNo.1ポイントガードの座を虎視眈々と狙い続けていることを忘れてはならない。

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