バスケの概念を変え、NBAに革命をもたらしたヤツら

サンアントニオ・スパーズのティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、トニー・パーカーの生え抜きBIG3に唯一“華”だけが足りないとすれば、ウォリアーズの生え抜きBIG3は完璧だ。すでに史上最高シューターと呼び声高いステフィン・カリーをメインに、同じく歴代トップレベルのシューターであるクレイ・トンプソンと、ウォリアーズの“屋台骨”ドレイモンド・グリーンが脇を固める。彼らはそれぞれ2009年(カリー)、2011年(トンプソン)、2012年(グリーン)にウォリアーズがドラフトし、現在までのキャリアをずっとウォリアーズ一筋でプレイしている。そんな彼らが初めてチャンピオンシップを獲得したのは2014-15シーズン。NBAにとっては突然の出来事だった。

前シーズンのウエスタンカンファレンス6位(51勝31敗)から、2014-15シーズンはいきなりリーグ1位(67勝15敗)にジャンプアップ。スティーブ・カーHCが就任し、カリーとトンプソンの「バスケットの在り方を変えた」とまで言われる3P主体のオフェンスを完成させ、「“ジャンプシュート”チームは勝てない」ことが通説だったNBAに“革命”をもたらした。こうしてシーズンを制した勢いのままNBAファイナルに進出すると、ファイナル初出場のメンバーばかりのなか、レブロン率いるキャバリアーズすらも寄せ付けずに初優勝。こうしてウォリアーズの“時代”が幕を開ける。

NBA/YouTube

翌2015-16シーズンは良い意味でも悪い意味でも“衝撃的”なシーズンだった。前年の勢いをさらに加速させたウォリアーズは、開幕24連勝と爆発的なスタートをきる。その後も、連敗は一度もなく次々と勝利を重ねると、終わってみれば73勝9敗というジョーダン率いるシカゴ・ブルズをも上回るNBA歴代1位の勝率を記録。プレイオフでは途中危ない場面もあったが、底力を見せたカリーやトンプソンの活躍で2年連続ファイナルへ進出した。

そして、相手は昨季のリベンジに燃えるキャブスであった。前評判ではもちろんウォリアーズが圧倒的有利。昨季勝利した事実に加え、「シーズン最高勝率を記録したチームが負ける訳がない」と誰もが思っていた。こうして始まったシリーズはもちろんウォリアーズが主導権を握った。2連勝から一気に3勝1敗で王手をかける。が、そこからまさかの3連敗を喫してしまい、史上初めて3勝1敗からの逆転負けを喫する不名誉な結果に終わってしまい、1シーズンの間に“天国”から“地獄”を経験することとなった。

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最後にまさかの結末に終わった、ウォリアーズ生え抜きのBIG3。しかし、バスケットの在り方を大きく変え、歴代最高勝率を持つ彼らは間違いなくNBA史にも残るトリオである。

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