沈黙するアスリートは加害者と同じ 活動家でWNBA選手 ナターシャ・クラウド、コンバースと共に戦う

アメリカ女子プロバスケットボール<WNBA>のワシントン・ミスティクスに所属するナターシャ・クラウドが、女性バスケットボール選手初となるコンバースのバスケットボールラインとの契約を交わした。

反人種差別や女性の地位向上、そしてLGBTQ+コミュニティの平等を訴える活動家としての一面も持つクラウドは、プロスポーツにおける男女平等や社会正義も訴えている。コンバースは、コートの内外におけるクラウドの勇気ある言動とクリエイティビティに賛同し、その声を広く世界に届けたいと考えているようだ。

クラウドはセントジョセフ大学在学中から頭角を現し、昨シーズンはミスティクスを初めてWNBAチャンピオンに導いた実力者。コンバースとの契約は選手としてのモチベーションアップになっただけでなく、プロスポーツ界のジェンダー差別をなくす第一歩になると信じているそうだ。彼女は「スポンサーがつかなかったり、契約がこじれることを恐れて発言を控えたり、ロールモデルとしての役割を果たすことを敬遠しているアスリートが多い。だけどそれは同時に、自分たちに不利益をもたらしている」と語る。

世界中で黒人差別撤廃を求めるデモが起こっているが、クラウドはこの問題に関しても発言することに躊躇はない。「沈黙することは、問題に加担していることと同じ。立場をはっきりさせないことは、差別する側にいることと同じ」と語り、「沈黙している人は、黒人女性としてアメリカで暮らす私の人生なんてどうでもいいと思っている」と、沈黙を続けるほかのアスリートに声を上げるよう呼びかけている。

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なお、コンバースは2003年にナイキ傘下に入ったが、クラウドのほかにもフェニックス・サンズのケリー・ウーブレ、ゴールデンステート・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンと契約を結び、コート内外でのサポートを積極的に行っている。

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