季節が君だけを変える君だけをな (永野)

幼稚園の試験で結果を出したばかりに自分は幼稚園小学校中学校と地元でも優秀な学校に行きました。しかし全く勉強をしなかったので高校は地元でも不良の学校に行きました。
中学校の修学旅行で大阪に行った時にPanasonicのビジョンを見つけて衝撃が走ります。「Nationalじゃない…」。そこから流れてきたのはBOØWYの『Marionette』。急に怖い話をしますがその時自分は確かにビジョンの氷室京介さんに「東京に来い」と言われました。大阪で。

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今思うと腹が立つのは自分にとってBOØWYはその頃吸収した洋楽のバンドと同じでそのカリスマ性に聴くのを躊躇していたのですが、高校に入って周りのヤンキーがこぞって聴いていたのです。もちろんヤンキーの中でも自分のセンスで生きてる人は沢山いると思うのですが、当時の自分の周りのヤンキーは簡単に言うとファッションヤンキーばかりでした。そんな人間に当時の自分はBOØWYを邪魔されたのです。良い中学を出たのにこんな高校へ落ちぶれたと思ってた自分はその人たちのせいで自分にはBOØWYを聴く権利もないのかなという気になりました。
バンドブーム全盛の中、確かに良い中学にいた同級生はユニコーンのコピーをやってて、なんとなくそこには両者越えられない壁があったのでしょうが、確実に言えるのはどっちのコピーしてる奴らも本人達は楽しそうでした。
もちろん自分は楽しく生きてませんでした。BOØWYから漂うイギリスの匂いを一掃して田舎臭くしたコピーバンド、ユニコーンから漂うアイドルっぽさのみを限界まで増幅させたコピーバンド。ユニコーンのコピーをしてた奴らに関してはその後、奥田民生さんがダウナーな雰囲気を出してくると急にそれを真似て最後には釣りという趣味まで取り入れていく様が圧倒的でした。

当時鬼気迫る表情をしてBOØWYのコピーをしていた奴らはBOØWYを過去の記憶として今では実家の近くに住んでます。親孝行しています。あわよくば家業を継いでます。それはユニコーンのコピーをしてふわふわした服を着てた奴らも同じです。
自分はBOØWYでは『季節が君だけを変える』という曲が好きですが季節が君だけを変えるとは正にその通りで、勝手にBOØWYを荒らして勝手に成長して最後は思い出の一つかよと思いますわ。じゃあ最初から周りに振り回されずにBOØWYを聴いておけば良かった。これからはBOØWYばっかり聴こう。本当時間を無駄にした。

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文・永野

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