ストリッパーで荒稼ぎ、インスタで大暴れ… カーディ・Bの事が好きになる5つの理由

ラッパー界のお騒がせ女王、カーディ・B。シーンを席巻する尖ったラッパーでありながら、いつも下ネタ&ギャグを連発する愉快で親しみやすい姐さんでもある。どんなにキツイことや下ネタを言っても、なぜか許されてしまうのはチャーミングな彼女の人柄があってこそだ。そんな姐さんについて知っておくべきことを紹介しよう。

■カーディ・Bは本名ではない

本名はベルカリス・アルマンザー(Belcalis Almanzar)。ドミニカ共和国出身の父とトリニダード/スペイン人の母の間に1992年に生まれた。カリブ育ちの両親の影響なのか、彼女の英語の発音は独特だ。育ったのはNYのサウス・ブロンクス。両親はあの有名ラムブランドにちなんで彼女を“バカルディ(Bacardi)”と呼ぶようになり、のちに本人が文字を入れ替えてカーディ・Bというステージネームを名乗るようになった。“B”の文字は時と場合によって象徴する意味が変わり、“Beautiful”の時もあれば「いじめっ子、暴力、乱暴」などの意味を含む“Bully”の時もあるという。

「学校に行くといじめっ子がいたり、ギャングがいたり、麻薬やってるヤツがいたり。そうやっていろいろな人間を見てると、どんどん自分の中に違う人格ができてゆくよね」

■コダック・ブラックの大ヒット曲「Bodak Yellow」がきっかけ

2017年にリリースされ、世界中で爆発的な大ヒットを記録した大出世シングル「Bodak Yellow」。実は曲中にタイトルの“Bodak Yellow”は登場しない。そもそもこれはコダックの2014年のヒット「No Flockin 2(Bodak Orange)」に影響されたオマージュ曲なのだ。コダックのラップを巧みに引用したこのデビューシングルは、リリースからあっという間にBillboard Hot 100で首位を獲得し、女性ラッパーとしては1998年のローリン・ヒル以来の快挙を達成した。いきなりの大成功は、本人もさすがに予想できなかったのではないだろうか。

Kodak Black/YouTube

Cardi B/YouTube

■キャリアの最初のステップはインスタグラマー

現代の多くのスターと同様に、カーディもInstagramユーザーだ。しょっちゅうアップされる過激な投稿ですぐさま人気者になり、今ではInstagramだけで6,400万人以上のフォロワーを抱えている。その独特のイントネーションと、検閲なしのあけすけ/お下劣/正直すぎる姿勢がとにかくオモシロい。超メジャーアーティストとなった今も、Instagramは彼女の主戦場の1つだ。

■リアリティ番組『LOVE&HIPHOP』

SNSの次に火がついたきっかけは、リアリティ番組『LOVE&HIPHOP』だった。NYのヒップホップシーンを舞台に、恋愛やビジネスなどさまざまな人間模様が繰り広げられる人気シリーズのシーズン6・7にカーディは出演。この当時は、刑務所に入っている“トミー”というフィアンセがいた(ということになっていた)。登場から間もなく、持ち前の音楽的才能と愉快で魅力的なキャラクターですぐにお茶の間の人気者に。そして番組を卒業して「Bodak Yellow」をリリースすると一気にチャートを駆け上がり、いまやアメリカで知らない人はいない存在へ成長した。

VH1 Love & Hip Hop/YouTube

■前職はストリッパー

カーディの前職はストリッパー、いわゆるエキゾチック・ダンサーだった。実はこれには理由があり、当時は貧しかったことに加えて、彼氏がDV男だったらしいのだ。「彼にボコボコにされてて。それに学校も辞めなきゃならなかったし」と振り返るカーディ。ダメな彼氏と縁を切り、貧困から脱出するために彼女はストリッパーとなって夜のクラブで稼いでいた。その経験も「今日の成功に繋がってる」と彼女は語る。“何がなんでも抜け出してやる”というハングリーさが、現在の彼女の成功の理由なのは間違いないだろう。そして、隠しごとをしない強さや取り繕ったりしない度胸も、ストリッパー時代の経験で身につけたのではないだろうか。カーディは過去の経験や職業を隠さないどころか、むしろ誇りに思っているのだ。実際、かなり稼いだらしい。

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