「夢は怪しい」「いまだに負けてない」 “最強勝負師対談” 村田諒太 vs 雀鬼・桜井章一

ボクシングの現WBA世界ミドル級王者・村田諒太のYouTubeチャンネル『村田諒太channel VILLAGE FIELD』で、村田が無敗の“雀鬼”桜井氏と対談する模様が公開された。

村田諒太channel VILLAGE FIELD/YouTube

動画は東京新聞の取材に同席して撮影したもので、対談のきっかけは、村田が桜井氏の著書『自然体がいちばん強い』(日本実業出版社)を某雑誌で紹介したことからだそう。

「物事には過程と結果があって、俺は過程を大切にしている。結果を先に求めるんじゃなくてね」と語る桜井氏が「ボクシングはどこを大切にしているんですか?」と尋ねると、村田は「段階があると思う」と回答。「始めたとき、教えてもらうときは『何も考えない』です。そこから『自分なりのやり方を考える』時期がきます。最終的には『あまり考えないで、目の前のことに集中』できるかどうかになってくる」と説明した。

「1 何も考えない」
「2 自分で考える」
「3 考えず集中する」

村田の答えに桜井は「それはもう、何事もそうですね」「何も考えないのが一番上」と同意するコメントをした。

「1つだけ質問をしたい」と言った村田からの質問は、「負けるときのパターンってあるんですか?」というもの。桜井はしばしの沈黙の後に「負けるときってどういうとき?」と逆質問。さらに「分かんねえな、俺。いまだに負けてないんだよね」とポツリ。カッコよすぎる。

そんな桜井氏にも気持ちが上下することはあるそうで「いいものを見たときは気持ちがいいし、悪い人間を見れば嫌な気持ちになる」と語り、村田が大事な勝負の前の対応策を聞くと「1週間誰とも会わない」と答えて村田を驚かせた。

またスタッフから「勝負や物事を進めるのに欲は不要?」という質問が飛び出すと、桜井氏は「ある程度はあってもいいけど、それが過ぎるとやっぱり(ダメ)」と、過剰な欲を否定する。村田はボクシングを始めたときには夢だけがあったが、今は金銭が絡むこともあり「欲が出てきている」と告白。

すると桜井氏は「夢もないし……なくもないんだけど、横を向いたら俺の夢があったりしているんですよ」「『夢や目標を持て』と教えられるじゃないですか、それがどうも俺は怪しかった」と、夢は気がつけば叶っているものだと持論を展開した。これには村田も驚いた表情を浮かべ、「今の僕にとっては衝撃的。『夢に向かって突き進むことが怪しかった、怪しく思う』……これはもうすごいです」と言葉を失っていた。

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