世界を震撼させた事件から40年 “24の人格を持つ男”に再び迫る

Netflixは9月22日より配信スタートする『Monsters Inside: The 24 Faces of Billy Milligan』の予告編を公開した。

Netflix/YouTube

『Monsters Inside: The 24 Faces of Billy Milligan』にピンと来なくても『アルジャーノンに花束を』の著者ダニエル・キイスによるベストセラー小説『24人のビリー・ミリガン』を知っている人は多いはず。本作は4部作のドキュメンタリーシリーズで、連続強姦、強盗等の罪に問われるも、24の人格を持つ解離性同一性障害と診断され、心神喪失を理由に無罪判決を受けた男ビリー・ミリガンと、その弁護人の実話を題材にしている。

解離性同一性障害と診断された人物の法的弁護がいかに捜査官や精神科医を困惑させたか、またミリガンは本当に精神病だったのか、それともただの優れた俳優だったのか等、事件後40年以上が経った今再び、一連の事件、裁判にスポットを当てる。

予告編は、不敵な笑みを浮かべるミリガン本人のミドルショットで始まる。そして分身の1人である別人格ミリガンが、「ビリーと呼ばれると、困惑します。でも語りたくない。何も言いたくないんです。ただ、私はビリーではありません」などと語る様子を始め、全米を震撼させた事件当時の様々な映像を使用し、ミリガンがまとう不気味さと強烈な違和感を伝えている。

監督は『96時間/リベンジ』(2012年)や『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』(2020年)等で知られるフランス人の映画監督、映像作家のオリヴィエ・メガトン。ミリガンの家族や友人、そしてこの複雑な事件の解明に関わった法執行機関の専門家にインタビューを行い、ビリー・ミリガン裁判に多角的なアプローチを試みた。

当時の画期的な無罪判決には、いまだに多くの人々が疑念を抱いているというビリー・ミリガン裁判。事件の関係者が頭を悩ませたのと同じように、「本当のビリー・ミリガンは誰なのか、彼は本当に無実なのか、多重人格が彼を犯罪に駆り立てたのか、それとも全てはミリガンによる見事な隠蔽工作なのか」等々、様々な問いが視聴者に投げかけられる。

TAGS