怪物・井上尚弥と拳を交えた男が語る 「圧倒的な強さ」

『A-SIGN.BOXING.COM』(YouTube)で、元IBF世界スーパーバンタム級王者・小國以載と、元日本ミドル級王者・胡朋宏が、現WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥の破格の強さについて語った。

A-SIGN.BOXING.COM/YouTube

井上は、WBC・WBA・WBO・IBFの4つの主要団体それぞれの王者と上位ランカーだけが参加できるトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の決勝でノニト・ドネアを下し、WBSSバンタム級初代チャンピオンに。この試合は全米ボクシング記者協会が選ぶ、2019年の年間最高試合にも輝いた。

ドネア戦の感想を聞かれた小國は開口一番に「ドネア、すごいっすね」と発言。むしろ井上のすごさから、ドネアの株が上がった試合だと述べた。

かつて井上とスパーリングをした経験があるという小國は、井上の身体の“厚み”にも驚いたそうで、「スーパーバンダム来ても(タイトルを)取ると思いますけどね」と、階級を上げても活躍できるだろうと予想。

井上と拳を交えた印象について聞かれると「パワーと…駆け引きが一切ない。(普通は)肩慣らしますやん? ピッチャーとかいきなり剛速球投げないでしょ? 始まって速攻、真っすぐがズドーンときた」と、井上はいきなりフルスロットルだったそうで、「『嘘やん』みたいな。1ラウンド目から吹き飛びましたもん」と、井上の規格外の強さに打つ手がなかったと振り返った。

「強いて言えば、『ここならつける』みたいなポイントは?」という質問にも、小國は「いやあ、ないんちゃいますかね?」と答え、「ひっついて腹ぐらいとちゃいますか、もうわからん。ロングでしっかり当てられるイメージがない」とお手上げ状態。好勝負が予想される対抗馬としては、元WBC世界フライ級チャンピオン・比嘉大吾の名前をあげ、「しっかりガードもできてパワーもあって、打ち合いもできる。ああいうタイプだったら唯一戦えると思う」と語った。

一方で、井上がドネア戦の9ラウンド目でクリンチを試みた場面については「クリンチ下手なんやな」という印象を抱いたことを告白。しかしこれも井上の強さの裏付けになるようで、「あんまりやったことがないから、あんななるんですよ」と解説し、「(井上のクリンチは)もう見ることがないかもしれない」と付け加えていた。

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