ゴング鳴ったら襲う “野獣”マイク・タイソン、誰が相手でも戦う

11月29日、ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われるロイ・ジョーンズJr.とのドリームマッチに先駆け、 FOXスポーツ(オーストラリア)がリモートインタビューでマイク・タイソンに直撃。15年の時を経てリングに帰ってくるタイソンに今の心境を聞いた。

FOX SPORTS AUSTRALIA/YouTube

最初の質問は「現役時代に戻れたらどのボクサーと試合をしたいか?」というもの。

「ロイ・ジョーンズJr.と試合ができたら最高だね!」

今回のスペシャルマッチの相手を指名する辺りはさすが。有料配信のPPV(ペイ・パー・ビュー)で放送される試合の売り上げは様々なチャリティーに捧げるという。

「なぜこの試合をしようと思ったの?」という質問に「ボクシングが恋しくなったし、まだできると思ったから」とストレートに答え、「まだまだパワーありそうだね!」と言われると、「打ってて感触がいいよ」と自信を見せるとともにコンディションの良さを認める。タイソンのトレーニング動画が数々アップされているが、現役を彷彿とさせるビースト感が漂う。

タイソンのパワーにジョーンズを心配する声が多いことに触れられると、「体重に関してはそんなに離れてない。俺が220パウンドで、ジョーンズが210パウンド。10パウンドしか変わらない」と答えたが、ファンが心配しているのはタイソンのパンチを受けたときのジョーンズの身体ではなかろうか。果たしてあのパンチに耐えられるのか不安になる。

あくまでエキシビションマッチなので、相手を倒しにいってはいけないルール。だが、タイソンが一度リングに上がったら彼のDNAがうずくはずだ。「ゴングがなった瞬間に倒しにいくよ。それが俺のプランさ。襲いかかる」とどうやら本気で行く気の様子。今回の試合が終わった後のプランを聞かれ「誰とでも試合をするさ。ドラッグや様々な問題で苦しんでいる人をチャリティーで助ける。ただ、多くの注目とお金を集めるには、ビッグネームと戦わないと」

「イベンダー・ホリフィールドもそのプランに入っているか」と、タイソンが対戦を拒否しているとの噂もある因縁の相手を絡めた意地悪な質問をされると、「当たり前だ! ホリフィールド、タイソン・フューリー、アンソニー・ジョシュア、デオンテイ・ワイルダー。誰とでも試合をする」と気勢を上げる。

しかし現役ヘビー級チャンピオンが含まれているこの発言には思わず耳を疑う。54歳になったタイソンが、彼らと本気でタイトル戦を行う気があるのかと間髪入れずに聞くと「まさか! 俺が言っているのはチャリティーマッチのこと。タイトルよりよっぽど大事なもの。チャンピオンベルトなんて何の意味もない。それにベルトは金でできていないしね。鉄の塊だよ」と笑いながら答える。

WBC、WBA、IBFのタイトルを保持した輝かしいキャリアのタイソンだけに説得力がある。50勝のうち、44回をKO勝利しているタイソンにどんな結末が待っているのか、やはり見逃せない一戦になりそうだ。

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