マイク・タイソンがデカい奴らをブッ倒してKOしまくるだけの動画

ヘビー級としては比較的小柄(178cm)で、体格的には不利な戦いのほうが多かったマイク・タイソンが体格の大きな選手相手にKOの山を築いた姿を捉えた動画集が公開されている。タイソンが体格差をものともせず、一瞬の隙をついて巨人たちを倒してゆく姿は圧巻だ。

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【vs フランク・ブルーノ】
英ボクサー、フランク・ブルーノはボディビルダー並みの身体をもち、高身長の超ロングリーチから両手で自在に繰り出されるパンチ自体が破格。しかも経験豊富なボクサーである。あらゆる面でタイソンを凌駕しているように見えたが……。それでもタイソンを止めることはできず、たまらずクリンチに頼り始める。レフェリーもしびれを切らす中、2分20秒頃についにガードをこじ開けられ、無数のパンチをボディとジョーに畳み掛けられる。膝から崩れ落ち、ロープの上に倒れたためダウンではなかったが、危険とみなしたレフェリーが割って入り試合終了。生命も含め、いろいろな意味で救われたブルーノだった。

【vs ホゼ・リバルタ】
キューバ出身ホゼ・リバルタは当時最も実力のあるファイターの一人。本国の不安定な情勢を逃れ、ボクサーとしてハングリーに戦っていた。大方の予想通りタイソンと拮抗した戦いを見せたが10Rで一気に形勢が傾く。4分10秒頃、優勢になってきたリバルタに声援が上がリ始めたのも気にいらなかったのだろう、頭部めがけた強力な右フックをかわされるも、直後に左をリバルタのジョー(アゴ)に直撃させる。強烈なダウンを奪われるも、なんとかファイティングポーズを取るリバルタだったが、タイソンは容赦なくパンチを畳み掛け、全弾被弾するリバルタを見てレフェリーが試合を止めた。あのアゴへのたったの一発で試合は決まっていたのだ。

【vs マイク・ジェイムソン】
マイク・ジェイムソンとの体格差は歴然。にもかかわらず、まるでビル倒壊工事の鉄球のように何度もボディをたたき、ダウンを奪うタイソン。それでも驚異的なタフさで、最後まで試合続行の意志を見せたジェイムソンだが、形勢逆転は厳しかった、止めたほうがジェイムソンのためだと判断したレフェリーによって試合は終了となった。

【vs タイレル・ビッグス】
タイレル・ビッグスはオリンピック選手選考試合でタイソンに一度勝利し、ロサンゼルス五輪の金メダルに輝いたエリート選手。アマチュアのリングではタイソンよりも格上だったが、プロのリングで同じようにはならなかった。鮮やかに躍動するビッグスは前半までは健闘しているように見えたが、タイソンは「4R時点で倒せることがわかってたけど、試合前までの舐めた態度の分、十分痛めつけてから試合を決めた」と後に語っている。実際どんどん輝きを失い、血まみれになってゆくビッグスの姿は悲壮だ。そして7R、コーナーへとなぎ倒し、ようやく処刑は終了した。

【vs サミー・スカフ】
最後はサミー・スカフ戦。圧倒的体格差にもかかわらず、数度のジャブをスカフの頭部へ直撃させると、たったの1Rで試合を決めてしまう。まだ1Rとは思えないほど血まみれのスカフの顔がタイソンの拳の恐ろしさを物語る。一方自陣へ戻るタイソンはまるで、“そう言えば朝飯まだだったな”とでも言いたげな余裕の表情だ。

格上を相手に怯むどころか、むき出しの本能と恐ろしいまでの技術で圧倒してきたマイク・タイソン。強いボクサーは多くいるが、その中でも伝説的カリスマである理由がよくわかる映像だ。自分より大きい相手に対して壮絶なKO劇を連発できた理由はシンプルで、生まれながらの圧倒的パンチ力と、殺戮本能を持ち合わせていたからなのだ。

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