引退したジョーダンは “神から鬼神”へ進化した 完全復活、無双モードへ

マイケル・ジョーダンとシカゴ・ブルズが2度目の3連覇を果たした1997-98シーズンにスポットを当てたドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』がNetflixで配信中だ。NBAの頂点という栄光の影にあった苦悩や軋轢が、生々しい証言とともに赤裸々に映し出され世界中で大反響を呼んでいる。

『ラストダンス』が描くシーズンから遡ること3シーズン前の1995年、最初の3連覇を達成したジョーダンはすでにNBAから引退し、野球に専念していたことを思い出してほしい。ジョーダンがいなくなったブルズはかつての勢いを失い、この年1994-95シーズンも不調に陥っていた。しかし95年3月、MLBがストライキに突入したのをきっかけに、ジョーダンが「I’m back」という言葉とともにシーズン途中でNBAに電撃復帰。

以降17試合に出場し、引退前と見劣りしないプレイで再び人々を熱狂させたのだが、さすがのジョーダンも約2年近いブランクの影響で些細なミスが目立つようになっていた。それでもチームはプレイオフに進出を果たすが、当時破竹の勢いで勝ち進んできたシャキール・オニール率いるオーランド・マジックに敗れ、このシーズンは優勝を逃した。

しかし、ここで引き下がらないのが“神様”、いや“鬼神”ジョーダン。次シーズンに向けて新たな決意を固めていた。ジョーダンはこの時の心境を、「セミファイナル敗退後、ロッカールームで大きな失望感を味わっていた。そして来年は万全の状態でコートに戻ってくることを自分自身に誓った」と語っている。

そして迎えた1995-96シーズン。有言実行、ジョーダンそしてブルズは再び黄金期を迎えることになる。完全復活を遂げ、まさに天下無双の活躍。オールスターゲームMVP、オールディフェンシブチーム、シーズンMVP、シーズン得点王、ファイナルMVPなどなど、この年は賞レースも総なめにした。チームも3シーズンぶりにNBAチャンピオンに返り咲き、ここから2度目の3連覇へと突き進むのだった。

ESPN/YouTube

スーパースター軍団のスーパープレイだけではない。チームを取り巻く様々なドラマも、ジョーダン率いるブルズの魅力だったのではないだろうか。20年以上の時を経た今でも人々を惹きつけてやまないのも納得である。

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