マイケル・ジョーダンはオールスターでも“神様”だった

ルーキーイヤーからオールスターに出場しているマイケル・ジョーダン。出場回数は全14回で歴代8位。オールスターMVP獲得回数は全3回(88年、96年、98年)で、得点は歴代3位の262点を挙げている。

もちろん記録も素晴らしいが、やはりジョーダンには人々の記憶に残るプレイが多い。シーズン中のお祭りであるオールスターゲームでも手を抜かない、彼の美学が反映されているのだろう。そんなジョーダンの代表的なプレイを紹介していこう。

NBA/YouTube

ジョーダンといえばやはりダンクだろう。スティールからのワンマン速攻で、優雅なダンクを決めたかと思えば、宿敵“バッドボーイズ”の司令塔アイザイア・トーマスからの股抜きパスや、アリウープパスを受けてダンクを決めるなど、ライバルだからこそ手の内を知り尽くした抜群のコンビネーションをみせる。

また、誰にも止められない必殺技フェイダウェイも炸裂。98年のオールスターでは、後継者コービー・ブライアントを相手に「これが止められるか?」と言わんばかりに、右サイドからフェイダウェイでサクッと得点。続くポゼッションではコービーの3Pシュートにプレッシャーをかけてシュートを落とさせる。そして、再びボールを持ったジョーダンは、今度は左サイドでのポストアップからのフェイダウェイでバスケットカウントをもぎ取る。

オールスターという舞台で、自身が認めた才能を持つコービーを相手に「即席フェイダウェイ授業」を敢行したジョーダン。その後はご存知の通り、コービーはジョーダンのフェイダウェイを完璧にマスターし、ジョーダンの通算得点記録を追い抜くこととなる。

そして、オールスターでのラストダンスは2003年。すでに延長へともつれ込んでいた試合時間残り約10秒、同点の場面でボールを託されたジョーダン。当時NBA屈指のディフェンダーであったショーン・マリオンがベッタリと張りつくなか、ゆっくりと1on1を始める。身体を反転して得意のポストアップからフェイクを2、3回織り交ぜ、フェイダウェイ。マリオンも持ち前の身体能力でシュートチェックに飛ぶが、ジョーダンは少し上向きにシュートを放ち上手くかわす。そのままボールは綺麗にリングに吸い込まれて、ジョーダン率いるイーストが勝ち越した。

このままイーストの勝利かと思われた試合ではあったが、直後にコービーがフリースローを決め再延長に。そして、最終的にはコービー率いるウエストが勝利する。ジョーダン最後のオールスターは、師匠から弟子へバトンを受け継ぐような結末になったのも印象的だった。

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