生意気なガキから“弟”へ ジョーダンとコービーは本当の兄弟のようだった

愛娘ジジとともに早すぎる死を迎えてしまったスーパースター、コービー・ブライアントの追悼式で涙を流すマイケル・ジョーダンは、まるで本当に彼の兄のように見えた。コービーとジョーダンをよく知る、元ロサンゼルス・レイカーズのマジック・ジョンソンが2人の関係性について語る。

「コービーはマイケルを尊敬し崇めていた。コートのなかではコービー以上にマイケルの技術を習得した選手はおらず、強いメンタリティーと高いフィジカルで戦った。そしてコートの外では、マイケルにビジネスのことも学び、まるで本当の兄弟のようだったんだ。同じマインドを持っていたのが大きかったんだと思う。だからこそお互いをリスペクトして、あんなにも深い仲になれたんじゃないかな」

ESPN/YouTube

だが、2人の関係は初めから良かったわけではない。若き時代のコービーのことを、ジョーダンは生意気な小僧と感じていたようだ。

「あのレイカーズの小僧が調子に乗ってやがるから、俺がこの試合で個人的に潰してやる」

1998年、オールスターゲームの試合前のロッカールームでジョーダンが語った言葉だ。当時コービーはレイカーズでベンチスタートだったにも関わらず、オールスターのスタメンに選ばれていた。体調を崩していたジョーダンだったがコービーを封じ込め、23得点、8アシスト、6リバウンド、3スティールで3度目のオールスターMVPに輝いた。

NBA/YouTube

コービーは後にジョーダンのプレイを100%近くマネていたことを認めているが、それを否定していた時期もあった。バスケットはアキーム・オラジュワンといったレジェンドから学んだと語り、メンタリティーはマイケル・ジャクソンから学んだと答えた。別のインタビューでは、復帰をほのめかしたジョーダンに対して「おじさん、フロントオフィスに残ってなよ。そこにいた方が楽しいさ」とも言い放ったそうだ。お互いを認め合うからこそぶつかり合うこともあるのかもしれない。

コービーは亡くなる前、Netflixオリジナルドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』のインタビューにこう応えている。

「僕がリーグに入ってからの数年は、とにかくタフだったよ。今のように若手が多くなくて、ベテランばかりだった。だから、僕のことなんて誰も目を止めなかった。そんな時、ジョーダンはたくさんの助言をしてくれたんだ。僕の“兄貴”みたいなものさ」

View this post on Instagram

Mamba Forever #TheLastDance

A post shared by Los Angeles Lakers (@lakers) on

TAGS