過激ラッパー M.I.A. 引退宣言から復活、新曲をドロップ

2018年に音楽からのリタイアを宣言をしたM.I.A.が、3年ぶりの新曲をドロップした。

「OHMNI 202091」と題され、ヒップホップ、グライム、エレクトロを得意の流儀でミックスした4分に渡るトラックは、クラウドファンディング・プラットフォーム<Patreon>から発表されている。

通常のレーベルやレコード会社からリリースするのでなく、ファンやパトロンから個別に寄付を募る方法を選んだことをM.I.A.が説明。

Hello、こちらM.I.A.。私のPateonにようこそ。2020年、新しい年、新しいディケイド、新しいやり方、新しいプラットフォーム。Patreonを始めたのは、とにかくレコーディングしてるものが多すぎて、なかには音楽とは呼べないような、通常のプラットフォームからリリースできないようなものもあるから。音楽は今も作ってます。6枚目のアルバムとなる作品も完成間近で、それは通常のレーベルからリリースする予定です。

具体的にアルバムをリリースするということは、引退からの本格的な復帰を予定していると捉えていいだろう。以下、残りの全文を掲載。

Patreonでは自分のクリエイティビティを制限せず、オープンにしたかった。きっかけはドキュメンタリー『MATANGI/MAYA/M.I.A.』でした。それは私のHDに入ってる小さな一部でしかなかったけど、公開すると多くの人が、全部観たい、あの部分もあれもこれも、って言ってくれたから、私は公開する良い方法を探していた。

私にもこの旅がどこへ向かうのかわからない。今年はたくさん移動をするからカメラを持って行くつもり。行った先々で、新しく吸収したものをみんなとシェアしたい。やってみたこと、学んだこと、出会った人々、どんな繋がりが生まれるか、それらを一緒に見てもらおうと思っています。映像作品、音楽、アートを作って行くので、そのプロセスをここにアップして行くつもりです。

でも、できるだけ面白く、ランダムに好きにやりたい。スリランカ料理体験かもしれないし、インドのアーシュラムにこもって1ヶ月無言で修行しているかもしれない。あるいはおもしろい人物を見つけたらインタビューを行うかもしれないし、記者のようなことをするかもしれない。服を作ったり、絵を描いたり、とにかくどうなるか、私がどこへ向かうか、見ていていただけたら。

そして、人々と繋がりたいとも思っています。ライブ配信してシェアして、そしてみなさんからも学べたらいいな。このプラットフォームで私が誰かの助けになれるかもしれない。あなたの音楽やアート作品のポートフォリオで私に助けを求めてくれたり。人間関係のアドバイスとか、ご自身のお仕事の相談に乗ることもできるかもしれない。そして、私もまたみなさんに質問したりできる。無料でセラピー受けさせてもらうとか? あるいは1ヶ月みんなが私のマネージャーとなって、みんなのアドバイスを聞きながら活動するとか?

とにかく、Patreonのコンセプトが気に入ったのは、とてもシンプルで、作家やアーティストに還元するということを考えているから。

もしパトロンが充分に集まったら、その気持ちやお金で、何か“すごく良いこと”ができたらと構想しています。私たちが集めた知識やスキル、智恵を世界のどこかから発信してアップデートしていきます。

1月31日に開始します。私と一緒にこれから何が起こるか見てみませんか。

アルバムにともなうツアーなどに関してはまだ未定のようだが、世界中を巡るおもしろい計画があることは間違いないようだ。彼女の新しい旅を今後も追いかけたい。

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