現在ヒップホップシーンに君臨するプロデューサーのメトロ・ブーミンがアトランタシーン史上最重要ラッパーTOP5の名前を挙げた。
ポッドキャスト番組に出演し、現代ヒップホップ最大の爆心地となったアトランタシーンの話題になると、司会から「シーン史上最重要ラップアーティストは誰かと思うか」と訊かれる。アンダーグラウンドなラッパーからカニエ、ミーゴス、ドレイク、ポスト・マローン他大勢のビッグネームと仕事をしてきたメトロだけに、さすがに簡単には選べないようで、ひと逡巡してから少々ためらいつつ5人の名を挙げていった。
まず「フューチャーは絶対に入るだろう」と切り出すと、「彼とヤング・サグはシーンを変えたね」と続ける。
また昨年手掛けたアルバム『SAVAGE MODE』がビルボード1位を獲得した21サヴェージについては「やつはそもそもアトランタの最重要TOP5だろうがなんだろうが、まるで意に介さないタイプ」と説明。21サヴェージとの作業は時に「お互い要求が高く良い意味でチャレンジング」とも語っており、つまりコラボ相手として手強いがそれは21サヴェージのアーティスト性の証拠ということだろう。
さらにグッチ・メイン、T.I.の名前も挙げ、律儀に5人選出したが「でも何世代にも渡ることだからね」と付け加え、難しいチョイスであることに念を押している。
ここでアトランタ・シーンに限らず「一緒に仕事したことのある中で最も才能のあるアーティストは誰?」という質問が飛び出すと、ここでも困った様子を見せつつ、ソランジュ(Solange。ビヨンセの実妹でニューヨーク、ブルックリンのインディシーンとも密接)の名を出して司会を驚かせた。他にはウィークエンド(Weeknd)の名前も挙げている。この番組内で挙がったアーティスト名だけでも、メトロの仕事と交友の幅の広さがうかがい知れる。
メトロ・ブーミンは93年生まれのミズーリ州セントルイス出身。13歳の頃からビートをラッパーに提供しており、若いながらクラシックな元ネタなどから大胆にビートメイクをする幅広い知識や引き出しの多さも人気の理由だろう。大学進学を機にアトランタに移ったためアトランタ・シーンと語られるが、今やシーンを股にかけるヒットメイカーだ。特に2017年、立て続けにNO.1ヒットを送り込む破格の活躍を見せて以来、質、量ともに最も信頼されるプロデューサーの一人となった。それだけに名前をメンションされるのは相当な“お墨付き”をもらった、と言えるだろう。
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