バレットタイム、二丁拳銃、カンフー… 『マトリックス』をキルカウントで振り返る

1999年に公開されるや、主演のキアヌ・リーブスの人気を不動のものとし、彼の代表作の1つとなった『マトリックス』。当時の最先端CGと、カンフーやワイヤーアクションといった、ある意味で真逆に位置する旧来の手法との画期的な融合で公開当時、大きな話題となった作品として知られているが、実はその性質上、本作は殺戮の嵐。キルカウント動画を観てみると「え、こんなに殺してたの?」と思わず言ってしまうかもしれない。

JoBlo Videos/YouTube

キアヌが演じる主人公のトーマス・アンダーソンは、大手コンピューター企業に勤務するプログラマーでありながら、その裏の顔は天才的な腕前を持つハッカーという役どころで、その日常や性格はいわゆる草食系キャラ。だが、そんな彼の日常はある日、おもむろに送られてきたメールをキッカケに、キャリー=アン・モス演じる謎の女性・トリニティやその仲間であるモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)と出会ったことで一変。自身が“現実”であると錯覚している「仮想現実」の世界の存在を知り、本当の意味での「現実社会」のなかで覚醒することを決意する。

コンピューターが支配する“現実”のなかで新たな人生を生きることとなった彼は、卓越したハッキング能力に加えて格闘術を身に着け、世界を救う救世主・ネオとして戦いに身を投じていくことになる。だが、その道のりは実に険しく、まさに人知を超えた強敵たちとの戦闘の連続。キルカウント動画をチェックすると、その殺戮人数は27にも及んでいる。一見、この数はそれほど多いものではないように思われるかもしれないが、基本的に1対1の戦いであることを考慮すれば、かなりの数であることが分かって頂けるだろう。

Movieclips/YouTube

映画史的な意味でいえば、画期的な映像技術ばかりが紹介されがちな本作であるが、そうした点を抜きにしてもアクション映画として十分に見応えのある作品だといえるだろう。公開から既に20年が経過した作品でありながら、いまだに人気は衰えず『マトリックス4(仮題)』の制作が決定したこともうなずける。

最新作についてはまだまだ詳細は不明だが、シリーズ3作を手掛けたラナ・ウォシャウスキーが監督、脚本&製作総指揮を担当、キアヌ・リーヴスとキャリー=アン・モスも同役で続投すると発表されており、ファンとしてはまずは一安心といったところだろう。公開日は正式に発表されていないが、2020年にシカゴで撮影が開始される予定とのことなので、期待しつつ続報を待ちたい。

TAGS