映画史を変えてしまった 『マトリックス』超絶アクション5選

アクション映画の定義を塗り替える未体験の映像体験と、私たちの世界が実は「仮想世界=マトリックス」であるという衝撃的な設定で、空前の社会現象を巻き起こしたキアヌ・リーブス主演のアクション超大作『マトリックス』。その新章を描く最新作『マトリックス レザレクションズ』が2021年12月17日に公開されることが発表された。

ワーナー ブラザース 公式チャンネル/YouTube

待望の新作公開にむけて、1999年に発表された第1作目から、2003年に公開された『マトリックス リローデッド』、『マトリックス レボリューションズ』まで、シリーズ3作品から印象的なアクションシークエンスを振り返ってみよう。

ネオとエージェント・スミスの雨の中での対決(『マトリックス レボリューションズ』)

人類と人工知能との壮絶な戦いを描く本作で、人類がいまだかつて踏み入れたことのない領域であるマシン・シティーの心臓部に入り込んだネオと、パワーが増幅して人工知能にさえも制御不能となったエージェント・スミスが最後の対決を迎える。2人が雨の中で死闘を繰り広げるダイナミックな肉弾戦では、ネオの強烈なパンチがスミスの頬に決まるスローモーションのシーンも印象深い。

ネオとエージェント・スミスの地下鉄での戦い(『マトリックス』)

終盤に地下鉄駅でネオとエージェント・スミスが繰り広げる対決は、その迫力のアクションのみならず、物語の重要なシーンでもあることにも注目したい。モーフィアスよりスミスから逃げるように忠告されていたネオは、命がけで戦うことを選択。地上へ出た後にアパートの部屋まで追ってきたスミスとの戦いの中で、ネオは人類の救世主として覚醒し、初めて仮想世界(マトリックス)から抜け出すことに成功する。

モーフィアスの救出(『マトリックス』)

ネオとトリニティーがモーフィアスを救出するためにビルのロビーに侵入し、大勢の敵たちと壮絶な銃撃戦を繰り広げる。屋上でさらなる敵を殺害した後に、トリニティーが操縦するヘリコプターでモーフィアスの救出へ向かう。スローモーションを駆使し、ネオが銃弾を避ける象徴的なシーンなどが描かれた、映画史に残る名アクションシーンだ。

Warner Bros. Pictures/YouTube

ネオと多数のエージェント・スミスの大乱闘(『マトリックス リローデッド』)

ウォシャウスキー監督が手掛けた『マトリックス』シリーズの製作を支えたのが、武術指導を担当した香港映画界の重鎮ユエン・ウーピン。クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』シリーズ、ドニー・イェン主演の『イップ・マン 継承』などでも武術指導を行ったウーピンが作り上げたクリエイティブなアクションが際立つのが、ネオがコピーされた多数のエージェント・スミスたちと大乱闘を繰り広げるシーン。金属の棒を手に取ったネオが、それを振り回して戦うだけでなく、棒を軸にして自ら高速回転しながら大勢のスミスを蹴り上げるなど、驚異のアクションを楽しめる。

キー・メーカーの追跡(『マトリックス リローデッド』)

人類最後の都市ザイオンを救う鍵を握る人物「キー・メーカー」を救出したネオたち。車で逃走するトリニティーとモーフィアスたちを敵が執拗に追跡する。ネオが無数の銃弾を止めるシーンからはじまり、次々と車が横転する高速道路でのカーチェイス、トリニティーがバイクに乗り換えての疾走、モーフィアスの日本刀も使ったバトルなど、ネオと合流するまで怒涛のアクションの連続。なお、高速道路でのカーチェイスシーンの撮影は、1.4マイル(約2.2キロメートル)にわたり3車線の高速道路を新設し、何百台もの車を大破させ、3カ月もの撮影期間を掛けたとされる。

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