調子に乗った過激系YouTuber、ネットの闇に飲み込まれてしまう

現代ではSNSやYouTubeを使って自らの運命を切り開く人々も増えているが、その一方でインターネットの世界に広がる闇に注目した最新作『Mainstream(原題)』が公開される。監督を務めるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督の孫娘で、ソフィア・コッポラ監督の姪にあたるジア・コッポラ。

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インターネットの世界で人気者になっていく2人を演じるのは、映画『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ(2012年〜)や『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018年)などのアンドリュー・ガーフィールドと、Netflixの人気ドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(2016年〜)のロビン役で人気を集め、ユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘としても知られるマヤ・ホーク。

フランキー(マヤ・ホーク)は、カリスマ性のあるYouTuberのリンク(アンドリュー・ガーフィールド)と一緒に動画制作することになり、ネット上で人気者になっていく。しかし、スターダムを駆け上がった2人は、ネットの世界の闇に飲み込まれていき……。

予告編では、さえない生活を送っていたフランキーがある日突然リンクに「一緒に動画を撮影しよう」と声を掛けられ、YouTube動画制作の世界へ足を踏み入れる。リンクの破天荒な言動をカメラで撮影していくフランキー。彼らが制作した動画は、ネット上で人気を集めていき、事務所からも「才能がある」と認められるまでに。その先には華々しい生活が待っていると思われたが、リンクは街中に全裸で出没するなど、動画の内容は過激になっていく。そんな日常に違和感を感じ始めたフランキーは、「ひとつでも私に真実を話したことはある?」と涙ながらにリンクへ訴えかける。一方で、リンクは鏡に向かって「自分らしくあれ。僕は特別なわけじゃない……」と真顔で語りかけるが、そこへ「カット!」と声が掛かると、彼は満足そうにポーズを決める。

SNSが主流となった世界で人気を集め、クリエイティブであるとはどういうことなのか。現代社会を風刺しながら、SNSとの付き合い方や、それが文化的価値や人間心理に与える影響などネットの世界に潜む危険性までを考えさせられるような作品となっている。

他キャストに、日本の人気漫画を原作とするNetflix映画『Death Note/デスノート』(2017年)のナット・ウルフや、映画『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)などへの出演で知られ、ソフィア・コッポラやニコラス・ケイジのいとこでもあるジェイソン・シュワルツマン、『ジャッカス』シリーズのジョニー・ノックスヴィルらも名を連ねる。

注目作『Mainstream(原題)』は、全米で5月7日より劇場公開とデジタル配信開始。

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