NBAの常識を破壊する3ポイントシュート 止められないダミアン・リラードの必殺技 『DEEPEST 3』

マイケル・ジョーダンやマジック・ジョンソンなど多くのレジェンドたちがファンを沸かせた80年〜90年代のNBA。当時のバスケットボールと比べて現代のプレイスタイルは大きく変化している。ペイントエリアでの激しい肉弾戦が大幅に減ったのもそうだが、NBAファンが特に感じているのが3ポイントシュートを多用するオフェンスだ。1試合で61本の3ポイントシュートをアテンプトしたことのあるヒューストン・ロケッツはそんなチームの筆頭格。

NBA/YouTube

このオフェンス戦術の変化だが、革新的な3ポイントシュートを打つ選手たちによる影響が大きいのではなかろうか。誰もが真っ先に思い浮かぶのはステフィン・カリー。ドリブルから流れるように放たれる3ポイントシュートは芸術的で美しい。また、ステップバックから横に動いて打つジェームズ・ハーデンの3ポイントシュートは、ファールをせずに止めるのが難しい。

そして、ダミアン・リラードの3ポイントシュートは解説者たちでさえ驚きを隠せず、コメントのバリエーションが増えていくばかり。

「嘘だろ!?」

「このショットを見逃すな!」

「今のはNBAロゴからだったぞ!」

「ハーフコートを超えてワンドリブルしかしていない」

「こんなのありか!?」

「なんて美しいんだ」

「ロゴ・リラード!」

リラードが近年身につけたシグニチャーショットは、3ポイントラインの遥か遠くから放たれるディープスリーで、その成功率は驚異の4割越えだ。ディフェンダーはハーフラインから守備をしなくては手遅れになる。人が彼を「ロゴ・リラード」と呼ぶのは、センターサークルのNBA(あるいはチームの)ロゴ付近からシュートを決めてくるからだ。

そしてファンがもう1つ楽しみにしているのが「Lillard Time/Dame Time(リラードタイム/デイムタイム)」だ。第4クォーター最終盤のもっとも大事な場面でディープスリーを決める時間帯のことで、シュートを決めた後に時計を指差す仕草はリラードとチームメイト、ファンたちの間では今や十八番となっているポーズはリラードのショットで「試合の決着がついた」ことを意味する。

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