10年に渡ってディスり合って対立 リル・ウェイン vs プシャ・T

リル・ウェインとプシャ・Tは実に10年に渡ってディスり合っていることで知られる。ところが、ポッドキャスト番組に出演したウェインは、プシャとの対立について尋ねられると「正直、オレもなぜだかわからない」と驚くべき告白を残した。

「いや、マジでオレにもわからないんだよ。気が付いたらそうなってたっていうか、なんていうか。スポーツ選手がさ、自分がトレードされたことを聞かされてなくて、記者会見で初めて知るみたいなことあるじゃん。ああいう感じだよ」と説明すると、番組司会とスタッフに笑いが起こった。

プシャのトラック『Exodus 23:1』でディスられていることを、人から聞いたというウェイン。「ある時“どうする? やり返すのかい?”ってそいつに言われてさ。こっちとしては“なんの話しだよ、むしろ一緒に曲やりたいって思ってたくらいだよ”って答えたんだけど。そしたら“いやー、奴はお前のことディスってるよ”だってさ」というやり取りがあったらしく、なぜ攻撃されているのか、自分ではよくわからなかったらしい。

PUSHA T/YouTube

そこから事態はエスカレートし、2012年にはディスの応酬が始まった。依然としてビーフの原因がよくわからないままプシャとやりあう間も、ウェインは「いや、ビーフってほどじゃないんだよ。オレはただ奴に反応しただけ。人間として当たり前のリアクションだろ。だから撤回はしないよ。でも、ビーフってのとは次元が違う」と取材で語っていた。

共通の友人であるリック・ロスも仲直りをさせようと思ったのか、自身のアルバム『Port of Miami 2』で2人の共演を画策した。しかし、結局はプシャのパートだけを仕方なく削除し、うまくいかなかった経緯もある。

この謎のディスり合い。はっきりとしたことはわからないため、そもそもの原因についてはあくまで推測になってしまうのだが、実はあのNIGOのブランド<A BATHING APE>が原因だというのが有力説らしい。<BAPE>のフーディーをウェインがMVで着用した際に、もともと気に入っていたプシャが「マネしやがった」と噛み付いたということらしいのだが、双方ともはっきりとは説明していないので、真相は闇の中だ。

「そんな理由で?」という感じだが、なんにせよ10年もの間に渡ってディスり合う2人。そしてウェイン自身はずっと腑に落ちず、困惑しているのである。

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