「ナメとんな」「誰の前でその目しとるんや」 辰吉丈一郎、伝説の試合でキレていた

元プロボクサー、戎岡彰によるYouTubeチャンネルに、日本ボクシング界のレジェンド辰吉丈一郎登場!辰吉が伝説の試合となったビクトル・ラバナレス戦や、今後の動向について語った。

戎岡彰のえびちゅチャンネル/YouTube

辰吉は漫画『はじめの一歩』の扉ページに幾度となく登場をしている。戎岡がBCバンタム級王座決定戦、辰吉丈一郎 vs ビクトル・ラバナレスの試合に関する記述があることを単行本を手にしながら触れると、「懐かしいな」とポロリ。両者は1992年と1993年に2度戦い、1993年の試合ではフルラウンドの死闘の末に辰吉が2-1という僅差の判定で勝利している。

戎岡は1993年の再戦について「ラバナレスはガンガンのファイターやから、絶対お兄は足を使ったほうがええゆう話やったやんか」と、試合前に辰吉は足を使ったボクシングをするだろうと予想されていたと解説。

辰吉いわく「足使う練習もしたよ」と、もともとは世間の読み通りの作戦を組み立てていたという。しかし「リングに上がって目を見たら『こいつなめとんな』と思って。んで、考えが変わってん」と、試合直前に路線変更したことを告白した。

すると戎岡は「それでか!」と合点がいった表情でリアクション。辰吉は当時の心境を「ラバナレスは威嚇したような目で『やったるわ』みたいな顔しとるから『誰の前でその目しとるんや』と。考えが変わった」と、その場で「受けたるわ」と切り替わったことを振り返った。

戎岡が「そのときに足を使っとったら、どないやってんやろな」と尋ねると、辰吉は「足を使ってもちゃんと使って、そういう練習もしているから問題はない」と、どちらにしても勝利したであろうと語りながらも、「おかげで(網膜)剥離にもなったし」と、大きな代償を払ったことを匂わせた。

そして「ボクシングの勝ち方はいろいろあるからな。やっぱり綺麗にスムーズに、周りが観ても危なくないような安定した試合をするのがベストやと思うよ、特に身内はな」と、身近な家族や関係者たちのためにも、ダメージが残るようなボクシングは避けるべきだと語った。

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