“ジョーダンは恐怖” 90年代NBAはフィジカル全盛だった

レイカーズを10年ぶりの優勝に導いたレブロン・ジェームズは、自身4度目の優勝、そして4度目のファイナルMVPを獲得し、さらに選手としての価値を高めた。そんなレブロンが比較されるのは今やただ1人。そう、“神様”マイケル・ジョーダンである。レブロンとジョーダンの歴代トッププレイヤー(G.O.A.T)論争は以前からされているが、今回の優勝により再び白熱した議論が繰り広げられはじめた。

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そんなG.O.A.T論争にESPNの名物コメンテーター、スティーブン・A・スミスが参戦。彼らの比較には「“時代”から考える必要がある」という持論を述べた。

「ジョーダンがNBAで活躍した頃は“ジョーダンルール”という戦術が流行り、NBA全体がとてもフィジカルな時代だった。今の時代で(あの戦術)は泣き叫びながらゲームを投げ出してしまうほど激しかった」

こう話し始めたスミスは持論の説明を続ける。

「私は選手のことを話しているのではなく、まず“時代”について話している。これが一番の理由であるからだ。続いて個人成績の話をしよう。ジョーダンは10回の得点王に輝いているが、レブロンはわずか1回だ。ジョーダンは6回の優勝を経験し、レブロンは4回。ジョーダンは9回のオールデンフェンシブチーム選出に対し、レブロンは5回。そして個人としての見方をすると、レブロンは一般的に“尊敬”を集める選手だ。一方でジョーダンは“恐れ”られている。そこに大きな違いがある」

「ジョーダンの話を出すときは“時代”が重要なポイントだ。先日のアイザイア・トーマスの話には嫌気がしたよ、彼らは“時代”をまったく無視してしまうからね。あの時代はとても激しい時代だった。ジョーダンに対しては特に厳しかったが、彼は辛抱強く耐えていた。そして彼が残した結果として、(ブルズで)フルシーズンプレイした最後の6シーズンはすべて優勝。やはりジョーダンは紛れもないチャンピオンだ」

ジョーダンが活躍した90年代は“特別”。そう語るスティーブン・A・スミス。そして、最後にレブロンについてこう話した。

「ただ、これはレブロンを軽視しているわけではない。レブロンはNBA史上No.2の選手だと思っているよ。だって、この74年間のNBAの歴史の中で、レブロンより優れた選手は1人しかいないのだから」

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