レブロン・ジェームズとコービーが完全一致 時を超えた奇跡の「ゆりかごバックダンク」

現地時間2月6日にステイプルズ・センターで行われた、ロサンゼルス・レイカーズ対ヒューストン・ロケッツの試合。このゲームで、とても偶然とは言えない出来事が起こった。

それは第3Q残り約8分40秒。ロケッツの二大エースの一角、ラッセル・ウェストブルックがペイントエリアに攻め込んだ後にキックアウトからのパス。しかし、このパスはレイカーズの見事なディフェンスによってカットされ、“キング”レブロン・ジェームズのワンマン速攻に。リングの右側からジャンプし、空中で大きく移動して「ゆりかごバックダンク」を豪快に沈めた。

一見、普通のスーパープレイに感じるが、このダンクは1月26日にヘリコプター事故で惜しくも亡くなってしまった、故コービー・ブライアントが19年前に魅せたプレイと完全一致していた。

19年前の2001年、同じくステイプルズ・センターにてサンアントニオ・スパーズ戦を迎えたレイカーズ。こちらも同じく第3Qの残り約6分30秒でレイカーズのリック・フォックスが相手選手からスティール。ボールは走り出したコービーに渡り、リングの右側からジャンプ。レブロンと同じく左側に移動しながら「ゆりかごバックダンク」を決めたのだ。

この完全一致するプレイがメディアで紹介されると、凄まじい反響があった。コービーが亡くなってすぐのことだったため、レブロンが“追悼”の意を表したのではないかと噂されたほどだ。

しかし、レブロン自身は「意図してやった訳ではない」とコメント。それもそうだろう、この19年前のコービーのプレイは彼のキャリアを代表するようなプレイではないからだ。レブロンはこのプレイに対し、「彼(コービー)が力を貸してくれた、そんな気がしたね」とコメントを残した。

それにしても、今年35歳すでに17シーズン目を迎える大ベテランのレブロンが、当時23歳のコービーと同じダンクができることも驚きだ。さらに、レブロンの息子であるブロニー・ジェームズも、自身の試合前のアップで同じダンクを披露。ブロニーは若干15歳ながら、すでにNBAレベルのアスレチック能力があることをアピールした。

レブロンは、そんな息子とNBAでプレイすることを望んでいるそうで、上手くいけばレイカーズでのプレイが見られるかもしれない。もしかすると、あの「ゆりかごバックダンク」はレイカーズでスターになるための一種の儀式なのかもしれない。

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