「今月はSNSに投稿しません」 アウトドアブランド L.L. Beanの狙い

アウトドアブランドなどで知られるL.L. Bean社がツイッターでSNSの投稿をしばらく控えることを発表した。

これは毎年5月に開催される<Mental Health Awareness Month(メンタルヘルス啓発月間)>の浸透を深める目的で、公式Instgramも過去の投稿をすべて削除。「Gone fishin’(釣りに出ています)」というグリッド投稿に差し替えた。Facebookでも公式ウェブサイトへのリンクを設置し、セルフケアの促進と野外活動で自然に触れる大切さを伝えている。

「森林浴: 森林を歩いて覚える清々しい感覚」など、日本の文化もウェブサイトで紹介。他にも家にいながらリフレッシュする方法、10分だけでも外に出て気持ちを落ち着かせる方法、お散歩で精神的な安定を得る方法など、忙しいライフスタイルでも取り入れられるアクティビティをお薦めしている。時間に余裕がある人たちにはバードウォッチング、ハイキング、スノーシュー、アーチェリー、キッズキャンプなど、L.L. Beanが主催するイベントも数多く掲載し、自然と触れ合う機会を提供している。

L.L. Beanはメンタルヘルスケアをサポートする団体の「Mental Health America(メンタルヘルス・アメリカ)」に50万ドル(約6500万円)を寄付することも発表。「自然と繋がって一体感を」と願いを込め、野外活動を中心としたプログラム、リサーチ、マルチメディアキャンペーンの促進を支援。2021年に、コロナ禍でSNSの利用が1日平均97分に急上昇したことが伝えられ、ホワイトハウスでもソーシャルメディアの若者への影響を取り上げている。

「自然が我々に与えてくれる素晴らしさを信念に抱き、L.L.Bean は100年以上も人々が外へ出る手助けをしてきました。リサーチでも人間は直感的な生き物ということが分かっています。自然と触れ合うことで幸福感が生まれるのです。メンタルヘルス・アメリカとパートナーシップを組むことで、もっと多くの人にその機会を与えられると思います」と言うようにL.L.Beanの会長も今回の決断に手ごたえを感じているようだ。

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