「いい加減にしろ」 批評家の辛辣な声にカイリー・アービングがキレる

ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが、最新のシグネチャーシューズ『Kyrie 6(カイリー6)』のニューカラー“Asia Irving(エイジア・アービング)”を発売。デザインを担当した実姉のエイジアさんとInstagramでトークライブを配信した。

“エイジア・アービング”は、レオパード柄にパープル、ミントグリーン、ピンクなどのパステルカラーを合わせているのが印象的。エイジアさんによると、“女性のエンパワーメント”を意識したカラーリングになっているとのこと。

これを受けてアービングは、「もちろんコートで履くことを最優先に考えたデザイン。俺の10年以上の軌跡を、俺の経歴を、これまでの結果を見てくれよ」と自身のキャリアについて語り出した。そして「俺のことをおちょくるのもいい加減にしてくれ」と、ここ最近噴出していた「カイリー・アービングはどこへ向かっているのか?」という批評家たちの辛辣な声に反論した。

実はアービングと言えば、熱心な活動家としての一面も持つ。深夜に無断で押し入ってきた警官に射殺された黒人女性ブレオナ・テイラーさんを始め、有色人種の女性たちに正義をもたらそうとする運動に強く賛同。『#SayHerName: Breonna Taylor』(セイ・ハー・ネーム:ブレオナ・テイラー)というテレビ番組のプロデュースにも参画しているほどだ。

さらにアービングはNBA選手会の副会長を務めているものの、7月末からのシーズン再開に難色を示した。アメリカ全土で展開されている人種差別への抗議活動が疎かになるという理由からだ。こうした活動が、ときに本業であるバスケットボールへの情熱を疑問視する声につながっていたが、バスケットボールを後回しにしたことは決してないと反論する。アービングの考えはこうだ。

「黒人女性について語ることはとてもセンシティブだけど、ものすごく大切なことだ。NBA選手としての自分の立場を使って今起こっていることに対して人々の関心を集め、変化をもたらすことが、俺の役割だと思っている。俺にも4歳の娘がいて、この環境、この社会の中で成長を見守っている。だからこそ、こうした運動が日々のニュースの中で埋もれてしまわないように声を上げて活動することは大きな意味があるんだ」

シーズン再開に向けて邁進するかと思われたNBAの行く手に、新たな議論の種が生まれている。焦点は新型コロナウイルスに対する安全対策ではない。現在のアメリカで展開されている人種差別への抗議活動が疎かになるという理由で、一部の選手がシーズン再開に難色を示しているのだ。報道によると、この件について話し合われた12日(同13日)の電話会議には、80人以上のNBA、WNBA選手が参加したという。もちろんその仕掛け人はアービングだ。NBA選手会のバイスプレジデントも務めるアービングは、「人種差別は受け入れられない」と述べた上で、「オーランドに行くことを支持できない」と主張したという。

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