故コービーが、怪物アデトクンボと交わしていた約束

1971年以来50年ぶり、なんと半世紀ぶりに優勝を果たしたミルウォーキー・バックス。その原動力でありチームの中心はやはり“グリーク・フリーク(ギリシャの怪物)”ことヤニス・アデトクンボだろう。

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NBAファイナル(決勝)でのヤニスのパフォーマンスはまさに圧巻だった。Game2・3では2試合連続40点/10リバウンドと、2000年のシャキール・オニール以来ファイナル史上二人目の記録を達成。そして、優勝を決めたGame6では50点とチーム全体の約半分をひとりで奪い、マイケル・ジョーダンやレブロン・ジェームズらと同じくファイナルで50点を記録した史上7人目の選手となった。

最近の流行りともいえる優勝を狙えるチームへの移籍やスーパーチーム結成ではなく、生え抜き選手として小都市フランチャイズのミルウォーキーを獅子奮迅の活躍で優勝に導いたヤニス。ただでさえ劇的な優勝の裏側には、今は亡き“レジェンド”コービー・ブライアントと交わした約束も関係しているようだ。

最初にコービーとヤニスが約束を交わしたのは2017年8月。ヤニスが「僕に対する課題を待っているよ、コービー」というツイートに対し「MVP(最優秀選手)」と、まず個人として最高の選手になるように促したコービー。ヤニスはすぐに期待通りの成長を見せ、そのわずか2年後にはMVPを獲得した(なんと翌年も受賞)。そして、最初のMVPを獲得した2019年にはコービーから「さすがだ、MVP。素晴らしい。次は優勝だ」と新たな課題を提示。そして、また2年後の今年、見事約束のNBA優勝を果たしたのだ。

優勝を決めたGame6後の記者会見にてこの出来事を話したヤニス。
“Kobe Bryant thinks I can do this… I had to do it.”
「コービーは僕がこの課題を達成できると信じていた。もちろん、僕はやらなきゃならなかった」

この知られざるスーパースター同士のエピソードに対し、様々な所から驚きと賞賛の声が挙がっている。

“Giannis answered all of Kobe’s challenges. All time”
「ヤニスはコービーの課題にすべて応えた」

“Kobe’s prophecy for Giannis has been fulfilled. Amazing.”
「コービーのヤニスに対する予言はすべて現実となった。素晴らしい」

” Kobe Bryant right now seeing Giannis win his first ring”
「コービーはヤニスの初めての優勝を見守っている」

“Congrats Giannis, NBA champion and Mamba Mentality forever.Congrats Giannis, NBA champion and Mamba Mentality forever(冠の絵文字) Original tweet from 8:24pm on June 24, 2019
「おめでとうヤニス、NBAチャンピオンとマンバメンタリティは永遠だ。(スクショ画像の)オリジナルツイートは2019年6月24日午後8時24分」

“Giannis passed both of Kobe’s tests. Challenge completed”
「ヤニスはコービーのテストを両方クリア。チャレンジ完了」

“偉大な先輩”コービーからの課題を次々とコンプリートしていくヤニス。全体的なレベルアップとプレイスタイルの変化、サラリーキャップ制度などによって、今や非常に難易度の高いフランチャイズプレイヤー(生え抜き)として、26歳でNBA制覇を成し遂げたギリシャの怪物が次に狙うのは連覇、そしてコービー超え(5回優勝)となっていくのだろうか。

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