18歳のコービー・ブライアントが、ジョーダンをオマージュした97年ダンクコンテスト

鳴り物入りでNBA入りを果たした18歳のコービー・ブライアント。当時のロサンゼルス・レイカーズの主力センターのブラデ・ディバッツを放出してまで獲得した若者は、マイケル・ジョーダン二世と呼ばれるようになり、ついにはジョーダンの持つ通算得点記録を抜くほどまでに成長した。ちなみに、ディバッツは当時、「なぜドラフトされたばかりのルーキーと俺がトレードなんだ」と渋っていたが、今では「これまでにプレイした中で最高の才能を持っていた」と、完全にコービーのことを認めている。

そんなコービー、ルーキーシーズンである1997年のダンクコンテストで優勝している。NBA入りしたてでまだまだ線の細いコービーだったが、身体能力は抜群。早く名前を売りたいコービーにとって、ダンクコンテストは自身の実力をアピールする絶好のチャンスだった。

当時のダンクコンテストは予選を行い、上位3人が決勝に進出するシステムだった。予選では、まるでジョーダンをオマージュするかのようなリング下を抜けていくダンクや、ダブルパンプ・リバースを披露。見事に決勝へと駒を進めた。マイケル・フィンリー、クリス・カーとの対決となった決勝は、1発目からレッグスルーダンクを叩き込み、50点満点中49点という高得点を記録。2本目のダンクはさらに1人アリウープからのレッグスルー・ダンクを試みたが、成功はならず。しかし、その独創性とほぼ成功に近いチャレンジに35.5点が与えられ、ほかの2人をおさえて見事優勝を飾った。

これで勢いにのったコービーは、そこから瞬く間にNBAのスーパースターに昇り詰め、3年目にはNBAを制覇。キャリアではシーズンMVP1回、2回の得点王、オールスター選出18回、そしてNBA優勝5回など、その後の活躍はみなさんご存知の通りだ。

彼の活躍、そしてスター性を考慮して今年のオールスターではコービーの背番号24と娘ジアナの背番号2をそれぞれのチームで着用。さらにオールスターMVPは、受賞回数歴代1位(4回)の彼を讃えて、“コービー・ブライアント賞”の名前を冠したものになった。

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