1試合最高81得点、NBA通算33,643得点(歴代4位)、オールスターゲーム通算290得点(歴代2位)などなど、NBA史上でも屈指の“オフェンスマシーン”として名を馳せているコービー・ブライアント。スラムダンクコンテストで優勝するほどの身体能力に加え、“異常”なまでの負けず嫌いな性格で人一倍の努力を行う。そんなコービーのプレイの一番の特徴といえば、何とも美しいフットワーク(足さばき)ではないだろうか。
ご存知のようにバスケットではボールを持ちながら2歩までしか歩けない。しかし、コービーのプレイを見ていると3歩・4歩、いやそれ以上歩いているように錯覚するほど、スムーズで自由自在なフットワークを魅せてくれる。
上下左右に前後、さらにはスピンムーブ。相手の出方によって動きを変えてくるコービーの動きは、ディフェンスにとって一切息の合うことがないペアダンスを踊っているような感覚に陥るだろう。
そして、コービーの動きは“神様”マイケル・ジョーダンの動きが元になっているのは有名な話だ。二人の動きがどれだけ一致しているかを表した動画は大きく話題を呼び、当のジョーダンも「唯一俺に1on1で勝てる可能性があるのはコービーだけ。なぜなら俺の動きを完璧にコピーしているから」といった旨の発言をしている。
ただ、コービーのフットワークに影響を与えたのはジョーダンだけではないのである。ジョーダンと同年ドラフトで、ジョーダンよりもさらに上の全体1位指名を受けたアキーム・オラジュワンの存在がある。オラジュワンは“ドリームシェイク”と呼ばれる、およそセンターとは思えない軽快なフットワークでライバルたちを翻弄。得点を量産し、NBAを席巻した。
そんな彼は引退後、密かにドリームシェイクの極意をコービーに伝授している。その時の映像がこちらだ。
同じ動きを何度も、細かく丁寧に教えるオラジュワン。コービーも、動きを少しでも多く盗もうと一生懸命に教わる姿が見てとれるだろう。こうしてジョーダンの動きに、さらにオラジュワンのドリームシェイクを加えたコービーは、先述の通り多くの得点記録を生み出した。そして、二人の記録をしっかりと超え、結果で恩返しをしてみせたのだ。
「NBA史上最も美しい」と言っても過言ではないコービーのフットワーク。それはジョーダンとオラジュワン、二人のレジェンドの動きをかけ合わせた超ハイブリッドなスキルだったのだ。
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