「ディフェンスのお手本」 ピッペンの“バスケIQの高さ”をコービーが解説

コービー・ブライアントが生前、NBA史上最高のディフェンダーとしてスコッティ・ピッペンを挙げ、映像を使って彼の動きを分析し、解説している。

ESPN/YouTube

コービーはピッペンのバスケIQの高さにも注目。シカゴ・ブルズ対インディアナ・ペイサーズの映像を見ながら、ゲームメイクに定評のあったマーク・ジャクソンを封じ込める場面に着目した。

・ピッペンはジャクソンがブルズ陣内でボールを持った時から徹底マーク。ジャクソンにプレッシャーを与える。
・ジャクソンが思うようにプレイできないエリアに誘導。そこで待ち構えるのはジョーダン。これによりジャクソンがドリブルで突破できない状況を作る。
・ジョーダンがディフェンスに回りスペースができると、ジャクソンは何とかピッペンをかわしてリングに向かおうとするが、ピッペンは執拗にフィジカルコンタクトを続け、ジャクソンを無理やりポストエリアに向かわせる。
・次の瞬間ピッペンはジャクソンがややバランスを崩したのを察知してステップバック。するとジャクソンはボールを手放しコートに崩れ落ちる。

コービーはこのプレイこそ「ディフェンスのお手本」と称賛。さらに、ピッペンはここでフィジカル・ディフェンスしながら相手のメンタル面も支配していると主張する。ピッペンは終始フィジカルコンタクトしながらジャクソンにしつこくプレッシャーをかけるが、いざジャクソンが反撃をしかけようした時、そこにもうピッペンの姿はなく、ジャクソン自身はバランスを崩して倒れてしまう。これは相手にとっては相当のストレスに違いない。

このプレイをコービーは「まるでイタチごっこのようだ」とも表現している。そして、これからNBAで活躍しようという若手には、ピッペンのプレイから学ぶことがたくさんあると語りかける。またピッペンを敬愛していたコービーは最後をこう結んでいる。

「もし俺がピッペンが持っているスキルを全て習得できていたら、もっと高いレベルでプレイできていただろう」

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