一番重要なのは勝利 木村ミノル、今の時代は“FxxK YOU MONEY”が必要

木村“フィリップ”ミノルはK-1のリングで鎬(しのぎ)を削るファイターであると同時に、我々と同じく日々配信される最新の音源やMVをチェックし、ストリートの動向に注意を払う熱心なラップファンでもある。この連載では、そんな木村選手のラップと格闘技まみれの日常をお届けしていく。

―ミノルさんはジュエリーのブランドや作業服メーカー「JAWIN」のモデルもやってますよね。ご自分でアパレルブランドをやってみたいともおっしゃっていました。格闘技人生の後のセカンドキャリアについても、考えているんですか?

ミノル:実は昔から人生のロードマップを作っているんです。まず格闘技を引退したらプロモーターになりたいという夢を持っています。その後にアパレルなど、個人的にやりたい事業を始めようと思っていたんです。

―格闘技のキャリアを断絶させないって、すごく堅実ですね

ミノル:でもそう考えると、結局は格闘技に関わる仕事をしながら、その後の人生の事も考えなくちゃいけないことに気づいたんです。いきなり全部をやめてゼロから始める訳にはいかない。で、考えてみたんですが、格闘技って体を休ませなければいけない時間も多いんですよ。例えばトレーニングをすると言っても、体は2時間ぐらいしか持たない。それ以外の時間に何もしていないのはもったいないですよね。だったら、その間に将来やるビジネスに繋がる動きをしていこうと考えるようになったんです。

そんなわけで、実はアパレルのプロジェクトもスタートしました。近いうちに見ていただけると思います(ニヤリ)。まあ、そうは言っても、服を売るためには僕自身が時代を動かす格闘技選手であり、スターでなければいけない。 僕がそこそこの選手なら、服もそこそこのものになってしまうので。今より強くなって負けないことが一番のプロモーションになると考えています。

ーそれにしてもなぜセカンドキャリアについて行動を起こそうと思ったんでしょうか

ミノル:トレーニングについての本を出されていて、個人的にも付き合いがあるTestosterone(テストステロン)さんの「今の時代は“FUCK YOU MONEY”が必要だ」という言葉がきっかけになってますね。
結局のところ、僕らは個人で生きているタイプ。自分のことは自分で決めて行きたいんですよ。でも企業の下で働いていると、絶対にやりたくないようなことをやらなきゃいけない局面があったりする。そうならないようにするためには、企業としっかり交渉する必要があります。だからこそ何時でも「FUCK YOU」と言って消えていけるよう、財産を持っていなければいけない。誰かに頼る必要がないくらいお金を持っていれば、自由な発想が出来ますよね。そういう人間こそが、これからの社会を動かしていくんだと思います。
だったら僕はそれを作るためにセカンドキャリアにつながる動きを格闘技と並行してやっていこう、と。そんな感じですね。そうやることによって、K-1も上がって行くと思います。

ー確かにお金があれば、企業に対しても自分がやりたい事を遠慮なくガンガン主張できますよね。そして、それが企業側にとってプラスに働くことも多々あると思います。

ミノル:まずはK-1の下に入ることができるようなプロモーターとしての能力を付けていきたいと思います。僕の力でK-1をあげていきたい。そして格闘技の世界から完全に引退してダンディーなオヤジになった時に、自分だけの独立したビジネスを始めればいいと思っています。長々と話してしまいましたが、 そういったことを実現するためにも、一番重要なのが試合で勝つってことなんですよ。
いろいろ考えて行動も始めましたが、結局は格闘技で負けてはどうにもならないということに気づいて、試合に対するモチベーションがどんどん上がっていったんです。良いサイクルにハマってる状態です。

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