“神様”ジョーダンを挑発すると、シャレにならない

ケビン・ガーネットといえばミネソタ・ティンバーウルブズなどで活躍した2000年代を代表するスーパースターの1人。211cmの高身長ながらガードもこなせるスキルを持ち、NBA史上屈指のオールラウンダーと言える名選手だ。

そんなガーネットは当時では珍しく、高校卒業後すぐにNBA入りしている。高卒ながらNBAにすぐに順応していたガーネットだったが、あの“神様”マイケル・ジョーダンの前でキャリアでも最大級のミスを犯したことがあるらしい。

それはガーネットのルーキーシーズンである1995-96シーズン、開幕から半年ほど経った頃の話だ。

SHOWTIME Basketball/YouTube

ジョーダン率いるシカゴ・ブルズの本拠地に乗り込んだティンバーウルブズは、優勝候補筆頭の強敵相手に善戦していた。特に若手のアイザイア・ライダーは、ジョーダンとマッチアップしながらも3Qまでに約20得点を挙げる活躍でチームを牽引し、わずか2点差のゲームを繰り広げていた。

そんな時、ブルズ相手に善戦してテンションの上がったガーネットは、ジョーダン相手にトラッシュトークを仕掛けたのだ。当時ルーキーで10代だったガーネットは怖いもの知らず、本当に何も分からずに言ってしまったそうだ。

「ブルズのスター達は、うちのライダーを抑え切れないようだな」

ガーネットのこの発言を聞きいた当のライダーは、ジョーダンにすぐに謝りにいったそうだ。なぜなら、ライダーはジョーダンの実力と情熱、そして挑発されるとどうなるかを知っていたからである。

結局、試合はどうなったかというと、わずか2点差だった接戦が最大25点差にまで開く結果になってしまった。さらに、そこまで活躍していたライダーはジョーダンに完全に封じ込められ、逆にジョーダンは4Qだけで数十得点を挙げてブルズを完勝に導いた。

試合終盤、自らの犯した過ちに気付いたガーネットは、チームメイト達にすぐに謝りにいったそうだ。そして、NBAキャリアでとても大事なことを学んだ。

「何があっても、もうジョーダンに対してトラッシュトークを仕掛けてはいけない」

ガーネットが、バスケットボールの“神様”が本当に存在するということを知った日だった。

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