“現代最高ラッパー”ケンドリック・ラマー、全く新しいサウンドを生み出す方法をずっと考えていた

2021年はニューアルバムのリリースを予告するビッグアーティストも多いが、現代ラッパーの最高峰に位置するケンドリック・ラマーもそのひとりだ。ピューリッツァー賞受賞者であり、かの<ノーベル文学賞ウィナー>のボブ・ディランと並んで評されるほどの詩人そしてヒップホップ・アーティストとして知られる“Kドット”の新作は、いつだって待望の注目作だ。

しかし、所属レーベルTop Dawg Entertainmentの誰もが、噂されている新作についての確実な情報を明かしておらず、期待と憶測が膨らむばかりだ。昨年の1月、凄腕超絶ベーシストにしてプロデューサー、そしてヘヴィな日本アニメオタクとしても知られるサンダーキャットが、ケンドリックの新作アルバムのレコーディングに参加したと明かしたが、公式な情報としては公表されていない。なんでも公にしてどんどん盛り上げて行くのがSNSの一つの定石だが、チーム・ケンドリックはギリギリまでベールに隠しておきたいのだろうか。

確かに、定石のやり方に収まらないのもケンドリック・ラマーである。彼ほどのビッグネームで、アーティストバリューがあると、むしろ秘密主義の方が効果的なのではないか。雲隠れしている間にものすごい傑作を生み出した、くらいが彼らしい。

昨年末に行ったインタビューでケンドリック本人は「全く新しいサウンドを生み出す方法を丸一年ずっと考えてた。同じことを何度も何度も繰り返すわけにはいかないからね」と話していた。なかなかリリースのめどが立たないのは、ケンドリックの言う“新しいサウンド”が見つからないからなのかもしれない。

「自分自身が興奮できるような“何か”が必要なんだ」

彼の求めている“新しいサウンド”というのは、新しいサウンド、新しいリリック、それら全部含め“自分が興奮できるような何か”なのだろう。それが見つかったとき、最高のラップとリリックとビート満載の大傑作が届くはずだ。ケンドリック・ラマー新作なのだから間違いない。

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