引退ではなく「カズ死亡」 三浦知良、引退論と現役への想い

今年で53歳となった“キング・カズ”こと三浦知良。現在は横浜FCに在籍し、いまなお現役生活を続けるカズは2020年になり何を考えているのか。今年2月に出版された『カズのまま死にたい』(新潮新書)のあとがきで、自身の引退会見を「『死亡会見』にしてほしい」と、センセーショナルな文章を綴っている。

自身の今後について「5年後、10年後の自分がどうなっているのか。そういうことをあんまりイメージしたことはない。58歳になっているな、63歳になるんだろうな、という程度」と、あっけらかんと語るカズ。

しかし「練習を続けられたとしても、試合に出るということにつながらなければ意味がない」とストイックに発言し、「出場時間を減らしたこの2年間は、もしかしたらそこがうまくつながっていなかったのかもしれない」と反省してみせる。

カズは2018年は11試合、2019年では5試合と、近年の出場試合数が減少傾向にある。「2020年はラストチャンスなのかもしれない」と弱気になりながらも、「それでも、目指すところは毎年同じ。試合に出たい。活躍したい。そのために練習をやる。毎日やり続ける。もう、それだけ」と気を吐く。

そして、周囲からの応援の声を受け続けることで「引くに引けません」と胸中を吐露すると、引退になったとしても「『死亡会見』にしたらいいんじゃないかな」と衝撃の文言が。

カズによると、司会者が「死亡会見にお集まりいただきまして誠にありがとうございます」と話す横で自身が座っており、三浦知良は生きているがサッカー選手としてのカズは「その日限りで生涯を終えることになる」ということなのだそう。

翌日の新聞の見出しにも注文があり、「カズ引退」は誤りで「カズ死亡」と書いて欲しいと望んでおり、「願わくば、死ぬまでカズのままでいたい」と本著を締めくくっていた。

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