邪魔する奴は指先一つでダウン “沈黙の暗殺者”カワイ・レナードの変態的ブロック

縦24.8cm、横28.6cmという、身長に似つかわしくない非常に大きな手を持つカワイ・レナード。その大きさは216cmの巨漢シャキール・オニールと同程度のサイズで、両手を使えばバスケットボールがすっぽり隠れてしまうほどである。

そんな恵まれた大きな手はプレイにいかんなく発揮され、「かぎ爪」を意味するクロウ(Claw)がニックネームになるほど。彼が頭角を現すきっかけとなったディフェンス、そして神様ジョーダンのようなオフェンスも披露する。また、彼のシグネチャーシューズなどに使用されているロゴのモチーフも彼の“手”そのものだ。

そんなレナードがまたもやその大きな“手”でビッグプレイを魅せてくれた。

LA Clippers/YouTube

9月7日に行われた、対デンバー・ナゲッツとのカンファレンスセミファイナル第3戦。残り時間1分47秒の場面で、飛ぶ鳥を落とす勢いのナゲッツのジャマール・マレーがドライブからダンクを試みる。その前に立ちはだかったレナードは若干早く跳んでしまったものの、両手をしっかりと上げて間一髪でダンクを防いだ。

ビッグプレイに湧くクリッパーズベンチ。そして、リプレイの映像を流れるとさらに皆が驚いた。ゲーム映像で見ると左手全体でブロックしているように見えたものの、アップで見てみるとなんと左手の中指1本のみでブロックしていたのだ。常人なら骨折していてもおかしくはなく、レナードだからこそできた驚異的なプレイだった。

このプレイにはファンたちも大興奮。SNSでは大喜利のように、中指一本ブロックの写真を使ったコメントが多く寄せられている。

まずはNBA中継をしている放送局のTNTが「これが“Klaw(先述した『Claw』をレナードの頭文字『K』でモジッたレナードのあだ名)”と呼ばれる所以だ!」と始めると、Bleacher reportは「これをルーブル博物館に飾ろう」と応答。そのほか、ドラゴンボールやアニメのキャプチャーを用いたコメントや、新しいロゴを考え、提案したツワモノもいた。

このレナードのブロックもあり、試合はクリッパーズが勝利をもぎ取った。一方で、ナゲッツは2年目ながらケガのため、実質的にはルーキーシーズンを送っているマイケル・ポーターJrが、6thマン賞を初受賞したモントレス・ハレルの上から強力で美しいポスターダンクをかまし、才能の片鱗を見せた。

この日の夜は両者拮抗した展開の中で2つのビッグプレイが飛び出した「これぞプレイオフ!」というにふさわしい名勝負だった。

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