阪神タイガースの「背番号4」 特別な意味があるらしい

元プロ野球選手で解説者の川藤幸三が自身のYouTubeチャンネルで、阪神時代の背番号「4」についての並々ならぬ思いを語っている。

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プロ野球選手なら背番号には人一倍の思い入れがあるものだ。記録に残る活躍をした選手の背番号は「永久欠番」として後の選手がつけることを封印されることも。

関西出身の“トラキチ”芸人の陣内智則から「背番号4番はいつなったんですか?」と聞かれた川藤は「3年目から」と答える。それまでは45番だった。

川藤の記憶は鮮明だ。「ワシが1年目に4番つけとったのがジーン・バッキーや。10月ごろ甲子園での巨人戦のダブルヘッダーで1戦目を投げたバッキーが王貞治さんにデッドボール当てて乱闘になった。それで小指骨折したんや。そのオフにクビになって近鉄に行ったんや。だから2年目は4番が空いとった。それで2年目のオフに社長に直談判した」と語る。まだ成績を残していない選手が球団社長に直談判だなんて……とあきれる陣内に「ダメモトやんか、そんなもん」とサラリ。「やっぱり言うてみるもんですね」と陣内も感心するばかり。

4番を欲しがった選手はもう一人いるという理由で球団社長はその場でクビをタテに振らなかったが、年明けの新聞で「川藤45番→4番」を知ることとなった川藤。ちなみに4番を欲しがったもう一人・池田純一選手は7番に落ち着いたという。川藤は「ワシが7番つけて、池さんが4番つけていたら、その後の真弓明信の7番はないぞ!」と陣内を笑わせた。陣内も「川藤さんが7番だったら、後はちょっと真弓にはつけたらあかんってなりますよね」と納得顔。

「阪神の(背番号)4番=川藤ですよね。こればっかりは、なんなんですかね?」と背番号のイメージが定着していることを振られた川藤は「(球団)社長が『おい、ちょっと自分で思うとる理由を言え』って言うから、『4番は1+3ですよ、ということは王貞治さん+長嶋茂雄さん=川藤幸三じゃないですか!』ってワシ言うた」と胸を張る。続けて「『川藤には長嶋さんと王さんが含まれてる、社長それぐらい思ってくださいよって言って。それに4って死(4)に番って言うでしょ、し(4)あわせじゃないですか、世(4)の中に出る番号じゃないですか』」と納得させたという。こじつけもここまで来れば立派だ。

現役時代、メジャー級の外国人選手が来ても「4」を死守した川藤。引退後は、マット・キーオ→藪恵壹とエース級の投手が続くが、こんなエピソードも。藪から電話があり「カワさん、来年4番つけようと思うんですけどいいですかね」と言われた川藤は「そらかまへんけど、お前な、18番てエース番号やないかい。ましてお前が18番つけて、もうそこそこのレベルに来たじゃねえか、なんでや」と問う。「このままではジリ貧になるんじゃないかなと思いますんで」と答えた藪に、「4番つけたら、ケンカっ早くなるかとんでもないことやるか、なんかやらなあかんぞ!」とハッパをかけたという。

やはり阪神にとって背番号「4」は特別な意味を持つ番号なのだ。

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