別のリーク動画が流出 カニエ・ウェスト、テイラー・スウィフトとの和解電話は捏造だった

2009年の<MTV Video Music Awards>で、テイラー・スウィフトの受賞スピーチにカニエ・ウェストが乱入したことからはじまる2人の確執。それ以降、ファン同士でも対立が続いていたのだが、2016年にカニエのパートナーであるキム・カーダシアンが2人の“電話会談”の映像をリーク。そこではカニエの曲「Famous」をめぐる会話が交わされており、テイラーのことを歌った内容を説明するカニエに対し、彼女は概ね同意して曲を了承するという内容だった。このやり取りから、2人の“ビーフ”も一旦鎮静化したと周囲は信じ込んでいたのである。

ところが、今頃になってこの“電話会談”リーク動画の別バージョンが流出。実はこれこそががオリジナルで、キムのリークした動画は都合よく編集された捏造版だったことが判明したのだ。

YouTube

カニエの「Famous」ではこんなリリックが歌われている。

“俺をよく知るサウスサイドのニガーたちもみんな頷くだろうけどさ
俺やっぱりTaylorと一回ヤッていいと思うんだよな
なぜって、この俺があの女(bitch)を有名にしてやったんだからさ”

Kanye West/YouTube

「よくこれに許可が下りたな」と思ってしまうような内容だが、キムがリークした2016年バージョンの動画ではテイラーは概ね了承。レコード業界や表現の自由についても触れながら双方談笑のような雰囲気で会話しており、カニエもそのラインを完成させるのに8ヶ月もかかったことや、周囲の意見や感想などを“丁寧”に説明した。

しかし、最近リークされたオリジナルの動画では「あの女を有名にした」のパート、“bitch”の箇所をテイラーに伝えていない。実際、“bitch”という単語は使い方によっては日本人が思う以上に侮蔑的だったりもする。最も侮蔑的な箇所を伝えていなかったのに、全部伝えていたかのように編集されていたのだ。

2016年のテイラーは、カニエの印象操作に邪魔されながらも、彼のやり方をMTVの授賞式で痛烈に批判した。「自分が勝ち取った成功を、ほかの誰かが“俺のおかげだ”とか言っても信じないで。あなたの成功は自分の力でつかんだものなのだから」と、言い切ったのである。名指しこそしなかったものの、明らかなリベンジだ。世間ではバッシングも浴びたテイラーだったが、信じていたファンたちは今、#KanyeWestIsOverPartyのハッシュタグをつけてカニエの猛批判を始めている。

「あのころ、テイラーを信じていたのは一部の本当のファンだけだった。カニエとキムのせいで2016年の彼女はボロボロになって、公の場に出ることを控えなきゃいけなくなった。#KanyeWestIsOverParty がトレンド入りしているのは、ついに正義がなされる証拠」

「謝れ @KimKardashian @kanyewest」

「へえ、カニエが“テイラーは俺に一発やらせる借りがある”ってラインを思いつくのに8ヶ月もかかったってわけだ。でも18歳のテイラーが名曲“Love Story”を書くのにかかった時間はたったの20分だったよね」

テイラーのファンたちは怒り呆れている。それでなくとも、カニエは自らを“教祖”としてゴスペル・ミュージックをやると宣言するなど、ここのところ怪しい言動が増えていた。このままでは“インチキ教祖さま”になってしまうが、どう弁解するのだろうか。

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