殺人パンチが進化中 “人間鈍器”木村ミノル、レジェンドボクサーから学ぶ

木村“フィリップ”ミノルが、2020年3月22日(日)に開催される<K-1 WORLD GP 2020 JAPAN 〜K’FESTA.3〜>で「第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」に参戦する。木村は公開練習のあと、インタビューに応じた。

K-1 【official】YouTube channel/YouTube

コンディションについては「今は万全な状態で試合を待つだけという感じですね」と、順調さをアピール。ウェルター級から階級を1つ上げての挑戦となることについては「並大抵のことじゃない」と語りながらも、「それに耐えるだけの身体を作るために激しく追い込んできた」と、対策は十分だとして「自信満々です(笑)バッチリだなって思います」と余裕のコメントを残した。

昨年の『K-1 AWARDS』で、KO賞と技能賞をダブル受賞したことについて話を振られると、「シンプルに嬉しいです」と明かす木村。技能賞の受賞については「嬉しいというか“僕が技能賞取れるんだ”っていう。でも、KOするのも技術ですからね」と、笑いながら答えていた。自身の技術については「ただ単にハードパンチを持っているということではなくて、試合中にいろいろなトリックであったり、テクニックを散りばめて、その結果倒すというのが僕のスタイル」と解説。

以前の公開練習で、木村が元WBA・WBC世界スーパーウェルター級王者、サウル・アルバレスのコンビネーションを披露したことに触れると、木村は「アルバレスであったり、その辺の階級のボクサーは全パターンを完全にインプットしているぐらい見ている」と、驚異の学習能力を明かす。
動きは身体に染み込んでいるそうで、「コンビネーション、駆け引き、テクニックを磨いていきたいですね。もちろんシンプルにパワーだけでも、いつかあのレベルに達したいですね」と、さらなる技術向上を目標に掲げ、自身の格闘スタイルの作り方については「アルバレスやマイク・タイソン、エドウィン・バレロ、総合のUFCのファイターを見たり、そういうのをたくさん僕の目で観てシェイクして、ジムでそれを磨いていくみたいな感じです」と説明した。

映像からインスピレーションを得るという作業を8歳のころから積み上げてきたという木村は、自身の格闘技のルーツについて、「離婚をしてしまったお父さんの影響から、(シュガー・レイ・)レナードとか(トーマス・)ハーンズとかが好きで、そのビデオが家にあったりしたので、80年代のボクサーは小さいときから観ていますね。初めてみたのがレナードと(マービン・)ハグラーの試合だったり、そういうコアなボクシングの試合の映像をずっと好きで観ています」と、父親の影響が大きかったとを告白。父親は格闘技系経験はなかったものの、木村に格闘技の映像はもちろん、グローブやおもちゃのサンドバッグを与え練習をさせてくれたという。

離婚をしたこともあり、ずっと連絡は取っていないそうだが、「格闘技に目覚めるきっかけ、そのタネを与えてくれたのはすごくありがたいと思う。特にこういうトーナメントの前、キャリアにおいてすごく大事な一戦の前になると、それを強く思います」と、父親への感謝を口にした。「(父親が)観てくれている感じはしますか?」という問いには、「観てくれているんじゃないですかね」と、遠いブラジルの地に想いを馳せていた。

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