「GOAT」(Greatest Of All Time=史上最強の選手)や「バスケの神様」として、バスケットボールだけでなくスポーツ界の歴史にその名を刻んだ元シカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダン。ご存知の通りオフェンス・ディフェンスを含めたあらゆる面において超一流のプレイヤーではあるが、通算10回の得点王に輝くなど、特に卓越していたのがスコアリングだ。
また選手として数々の記録を達成してきた一方で、ストリートファッション、ストリートカルチャーに絶大な影響を残したことも忘れてはいけない。1984年、Nikeからシグネチャーシューズのエア・ジョーダン初代モデルが発売されるとシリーズ化され、1990年代にはジョーダン自身の人気とともにエア・ジョーダンも世界的に爆発的なヒットとなり、今日まで30年以上続くブランドに成長を遂げた。
ジョーダンが記録したハイスコア、そしてその瞬間に履いていたエア・ジョーダンを同時にチェックしてみよう。
・57得点
・1992年12月23日 シカゴ・ブルズ VS ワシントン・ブレッツ
・着用シューズ:エア・ジョーダン7 カーディナル
1991年にNBA初制覇を果たしたジョーダンは、そのままの勢いで2連覇を達成。そして1992-93シーズンは、史上3チーム目となる3連覇を狙うシーズンとなった。
同シーズン、ジョーダンの足元を支えたのは“エア・ジョーダン7”。現在でも高い人気を誇る“ハラチ”シリーズにインスパイアされたモデルだ。シーズン前に行われたバルセロナ・オリンピック用にリリースされた“ドリームチーム”仕様が特に話題を呼んだシリーズだが、その他にも特徴的な一足が生み出されている。それがエア・ジョーダン7 カーディナルカラーだ。
このカーディナルカラーの特徴的な部分は、やはり黄金に光る“ジャンプマンロゴ”とヒールストラップ。ワンポイントの配色ではあるがゴールドの存在感はバッチリ。シンプルながら目立ちやすい、“神様”ジョーダンにふさわしい一足だ。そして、このモデルを着用した時のジョーダンのパフォーマンスもキレキレであった。
1992年12月23日。ブルズの本拠地シカゴ・スタジアムにワシントン・ブレッツを迎えたこの試合、ジョーダンは序盤から高確率でシュートを決めていく。得意のジャンプショットはもちろん、この日は3Pシュートを連発。自陣からドリブルで持っていき、そのままプルアップ3Pという現代風のオフェンスもたびたび見せ、終わってみればFG22/37(59.5%)、3P6/8(75%)、FT7/8(87.5%)と超高確率のシュート精度で57得点を稼ぎ出した。
さらに10アシストを記録し、この日の得点の半分以上はジョーダンが起点だったことになる。凄まじいジョーダンの活躍もあり、試合は見事107-98でブルズが勝利。クリスマス2日前にホームへ集まったファンたちへの、少し早い“クリスマスプレゼント”となった。
また、この日の勝利でHCのフィル・ジャクソンは通算200勝目を達成。わずか270試合での200勝達成は、2017年3月にゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(元ブルズ)が238試合で達成するまで史上最速の記録であった。
ZORNは「VANSとコンバースの人」 シンプルが一番カッコいい
NBA版 桜木花道と宮城リョータ!神様・ジョーダンから“AIR”を継ぐ奴ら
笑いながら銃をブッ放す!最凶の女殺し屋・ニックスの萌え射撃トレーニング
井岡一翔との一戦あるか? 井上尚弥、気になる今後の動向
楽天へ電撃復帰した田中将大は、日本野球に順応できるか?
確実に聴くべきデビュー作 才能だらけの注目歌手 アリシア・ベラ
人生の一瞬の輝きや自然の偉大さを表現 「Casablanca × New Balance」新作コラボスニーカー
サメが虎を食らう 素手ボクシングは女子部門もエグい
曲の冒頭、高い中毒性… 『TENET テネット』主題歌の裏側
どこが過激なの? 炎上女王カーディ・B、なぜ物議を醸すか分からない
ヒップホップ界の最重要プロデューサー集団とZ世代最強ラッパーがゾンビをブッ倒す
コイツらを殺る「デスノート」 悪童ニック・ディアス、ついに復活か