「ジョーダンこそ嘘つきで密告者だ」 疑惑をかけられたホーレス・グラントが怒りの反論

1992年、当時絶好調だったシカゴ・ブルズとマイケル・ジョーダンの“内情”を暴露した書籍『マイケル・ジョーダン激闘のシーズン -誰も知らなかったNBAの内幕』が発表された。

ジョーダンは先日配信されたドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』にて、暴露された情報は「チームメイトのホーレス・グラントが流した」と指摘。この発言を受けたグラントは真っ向から否定し、ジョーダンの行動に対して苦言を呈した。

シカゴで放送中のラジオ番組<Kap&Co.>にインタビュー出演したグラントは、「それは全くのウソだ。ウソ、ウソ、ウソ。もしMJ(ジョーダン)が私に恨みを持っているなら、ちゃんと面と向かって話し合いたいね」と語る。

グラントは1987年にブルズにドラフト指名されてNBA入り。同期入団のスコッティ・ピッペンとともにジョーダンを支え、1991年から93年までの3連覇に貢献した選手だ。

そんなグラントにとって今回のジョーダンの発言は“まさか”の出来事だったようで、さらにこう続ける。

「(本の著者である)サム・スミスとはいまでも仲良くしている。ただ、“ロッカールーム”という神聖な場所のなかで起きたことを外部に漏らしたことはない。なぜ、MJは私を指摘するんだ? MJはこういうクセがある。もしあなたがMJに対して気に入らないことを言ったとしよう。そうすると彼は有無を言わさず“関係”を切ろうとする。あなたのキャラクターを壊そうとしてくるんだ。

例えば、チャールズ・バークレーはジョーダンと20〜30年来の友人だった。だけどある日、バークレーがジョーダンがオーナーを務めるホーネッツのマネジメントについて発言した。それ以来、彼らは話をしていないそうだよ。

そして、私が言いたいことはもう1つある。ジョーダンは『ラストダンス』のなかで、私のことを“Snitch(密告者)”と言った。でも、彼自身は『ルーキー時代、オレ以外のブルズの選手はロッカールームで薬をヤッて、女を連れ込んでいた』と暴露していたんだ。いまそんな話を持ち出してどうする? それこそ“Snitch”じゃないか。もし、誰かのことを“Snitch”と言うならば、彼の行為自体が“Snitch”だよ」

ジョーダン自身も“密告”しているのではないかと指摘するグラント。この一連の話について真実は明らかになっていないが、この本が出版された1992年もブルズは何事もなかったかのように優勝し2連覇を達成している。彼らのバスケットボールにとっては、なんてことのない出来事だったようだ。

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