名前のないユニフォームを着たい “NBAの熱男”ジミー・バトラーが考える人種差別問題

まもなく再開する今季のNBAシーズンを前に、選手が着るユニフォームが議題に上がっている。アメリカの人種差別問題に対する抗議活動が続く中、NBAがユニフォームに入れるメッセージを用意。“Black Lives Matter”(黒人の命を粗末にするな)、“Equality”(平等)、“I Can’t Breathe”(息ができない)、“Love Us”(我々も愛して)など様々な候補から選べるが決して強制ではない。実際、レイカーズのレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスはメッセージを入れないことを表明している。

そんな中、マイアミ・ヒートのエースであるジミー・バトラーはこの問題を一人違う角度から見ている。リーグが準備したメッセージだけでなく、自身の名前をユニフォームに入れないでプレーしたいと要望したのだ。

「リーグが選んだフレーズも素晴らしいけど、もう一度原点に戻りたいと感じたんだ。今はバスケットボールプレーヤーとして恵まれた環境にいるかもしれないが、すべてを脱げばみんなと同じアメリカ黒人なんだ」

名前が入っていないユニフォームでプレーをする事で、毎日警官に怯えて暮らす黒人の気持ちを少しでも理解できるのではと感じたバトラー。これに対して様々な意見が続出している。

ESPN/YouTube

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チームメイト同士で話し合う事が大切という意見なども出ているが、確かにそれぞれのスタンスを理解し合うのは大切かもしれない。シーズン再開を疑問視している選手も中にはいて、それが差別問題解決の妨げ、ひいては最も恐れるべき「(連帯からの)分断」を招くことになるのではという考えもあるようだ。

現時点で名前のないユニフォームでプレーをするのは規約違反になるため難しそうだが、バトラーのアイデアに30人以上のNBAプレーヤーが賛同している。再開後は選手達のユニフォームとそこに込められたメッセージにも注目が集まりそうだ。

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