早く来い、終わらせるぞ このレベルの乱闘でガタガタ騒ぐな

現地11月8日に行われたデンバー・ナゲッツ対マイアミ・ヒート戦で意外な人物による乱闘騒ぎが勃発。

終始デンバーがリードする展開のなか、試合時間残り約2分半でナゲッツが111-94と大量リードの場面。ヒートのセンター、バム・アデバヨのインサイドプレイを、ナゲッツの“Joker”ことニコラ・ヨキッチがタフなディフェンスでストップ。

アデバヨは倒れ込んだもののファウルは吹かれなかった。次の瞬間、このプレイに腹を立てたヒートのマーキーフ・モリスは、リバウンドを取ってドリブルをしているヨキッチに真横から突進してハードファウル。突撃されたヨキッチは少しよろけたものの、立て直すとすぐさまゲーム続行……とはならずになんと、報復のショルダータックルをモリスの後ろからぶちかましたのだ。身構えていないところを背後から追突されたモリスは一発“KO”で、その場に倒れ込み動けなくなってしまった。

このプレイで試合は一時中断。会場は騒然とし、コート上に審判やベンチプレイヤーがなだれ込む中、ベンチで落ち着きを取り戻そうとするヨキッチ。それに対しヒートの“番長”ジミー・バトラーはブチギレていた。

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“Bring that shit! Bring that shit! Bring yo ass to the back! Bring yo ass to the back! Let’s go! Come on!(早く終わらせるぞ! 早く終わらせるぞ! 早くこっち来いよ! 早くこっち来い! やるぞ! 来いよ!)”

「早くコートに戻ってこい! やるぞ!」と鬼の形相で叫ぶバトラーを見たヨキッチは「あー、ヤベえ奴を怒らせちまった」と少し困ったような表情を見せた。また、メディアでも確かにモリスのファウルもひどいが、ヨキッチの後ろからの攻撃もファウル以前に危険な行為なため批判があったようだ。

一方、“タフな時代”を生きてきた往年のレジェンドたちは、ヨキッチのこの行動に関して「まったく悪くない」と擁護する。

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TNTのNBA番組『NBA Tip-off』ではまだこの騒ぎの出場停止処分について公式決定していないタイミングだったため「どっちが出場停止処分になるべきだと思う? 両方?」という話題に。するとレジェンドたちは皆こぞって「Joker(ヨキッチ)だけってのは、なしだな」「1試合ね。だいたい1試合程度でしょ」と大したことではないと言及。

シャックことシャキール・オニールは「一応NBAのルール的にね(出場停止はあるだろう)。でも俺はJokerのやったことは嫌いじゃない。たとえば、俺を攻撃したのなら振り向いちゃダメだ。俺は怒り狂うからな。デカイやつに意図的だろうが意図的ではないにしろ、必要のない乱暴をしたのなら振り向いてはならない。なぜなら、もう“ソイツ”は来ているからな」

またチャールズ・バークリーも「まずモリスが始めたことだろう。それに対してヨキッチがやり返した。バカな奴らは毎日これについて『ヨキッチが後ろから攻撃した』と。もし俺に同じことをやったのなら、やっぱり振り返らないほうがいい。俺はもうすぐそこまで来てるぞ」

現在よりも激しいコンタクトで知られる往年のNBA。歴戦をくぐり抜けたレジェンドだからこそのコメントは、賛否はともかく重みのある内容だった。

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