K-1番長ジェロム・レ・バンナ vs テコンドー世界王者 衝撃決着へ

K-1の番長と呼ばれた男、ジェロム・レ・バンナがテコンドー世界王者と試合をするとどうなるか。『K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL 16』で、超満員の観衆が応援するのはもちろん地元選手のパク・ヨンス。バンナの相手が欠場になり、願ってもないチャンスが回ってきたのだ。

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テコンドーで鍛えたパクのキックは抜群の切れ味。試合開始直後から強気に攻勢に転じて、蹴りをバンナに浴びせていく。バンナも相手に詰め寄りパンチを返す。徐々に距離感をつかむと、強烈な右フックがパクのアゴをとらえた。まだカウント中にも関わらず、マットに沈んだパクをロープの上から見下ろすバンナ。たった1分で決着がついてしまった。

K-1屈指のKO率(キックボクシング戦績86勝・70KO)を誇るレ・バンナ。経験の差は明らかで、キックに必要な距離感をパクに与えなかったのが大きな勝因の一つかもしれない。パクはこの試合を含め7連敗でK-1を去ったが、やはりテコンドーで総合格闘技に挑むのは難しいのか? そんなことはない。

数多くいるテコンドー出身の格闘家の中でも、群を抜く良さを示したのがアンソニー・ペティス。若干5歳でテコンドーの練習を始め、19歳で黒帯3段を取得。総合格闘技ではUFCとWECでライト級世界王者に輝き、155ポンドでは最も優れたファイターの1人と言われている。特にベン・ヘンダーソンに食らわせた、まるでゲームの世界のような“スーパーキック”は見ている人の度肝を抜いた。

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他にもUFCの全階級を通じた最多連勝記録(16連勝)を保持するアンデウソン・シウバなど、テコンドー出身の王者は数多くいる。様々な角度から繰り出される美しいキックはテコンドーの醍醐味で、これからも総合格闘技を盛り上げてくれるに違いない。

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