自殺か、暗殺か? 性的虐待犯の大富豪は、なぜ司法から逃れることができ、何を知っていたのか

富と権力を振りかざし、虐待を繰り返していた性犯罪者ジェフリー・エプスタイン。その実態を、被害者たちの勇気ある証言とともに検証する全4話からなるドキュメンタリー『ジェフリー・エプスタイン: 権力と背徳の億万長者』が、Netflixで5月27日から世界配信される。

Netflix/YouTube

貧しい生い立ちのエプスタインは、話術を駆使し、謀略を実行することで財界のトップに上り詰め大富豪となる。ヘッジファンドの経営を通じて財を成すとともに、ビル・クリントン元米大統領や現職のドナルド・トランプ米大統領ら、多くの有名人と親交を深めていたことで知られる。

莫大な富と権力を手にした彼は、性的人身売買を行う国際的な組織の運営に手を染める。この性的虐待の連続犯は、2008年に政府と秘密の司法取引を交わして終身刑を免れることに成功し、女性の性的搾取を続けた。

だが、2019年に逮捕により、彼が何十年も未成年の少女を性的に虐待し、大きな権力を持つ人々との深いネットワークを利用して犯罪を隠蔽していたことが発覚した。執拗に続けられた犯罪行動と性的目的での人身売買という恐ろしい実態が明らかになる。

その後、拘留されていたニューヨークの拘置所内で首を吊って自殺したと発表されたが、政府高官や著名人の秘密を握っていたことから暗殺されたのではないか?との憶測が広まっている。

エプスタインを告発すべく声を上げるのは、身の毛のよだつような目撃談を語る被害者たちだ。エプスタインの被害者たちの重要な声に耳を傾け、被害に関する強力な証言を提供し、立ち直ろうと強く生きる彼女たちの姿を伝える。
性的虐待の連続犯が、なぜ長きにわたり罪と罰を逃れることができたのか?監督リサ・ブライアントが司法制度の穴を検証する。製作総指揮を「殺人鬼との対談: テッド・バンディの場合」のジョー・バーリンジャーが務める。

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