「『ラストダンス』を観るまで、彼がどんな風に僕のことを思っているのか知らなかったよ」
そう語ったのは、“バッドボーイズ”デトロイト・ピストンズのエース、アイザイア・トーマスだ。
今年4月から5月にかけ、全10話が放送されたドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン: ラストダンス(原題『The Last Dance』)』。バスケットボールの“神様”マイケル・ジョーダンの幼少期から、NBA2度目の引退までを網羅したこの作品の中で、長年ジョーダンを苦しめたデトロイト・ピストンズももちろん登場する。
ハードなディフェンス、ときには乱闘まがいのファウルで相手をストップする彼らが一番目の敵にしていたのがジョーダンであり、“ジョーダンルール”と呼ばれる戦術を駆使してプレイオフでシカゴ・ブルズを3年連続敗退に追い込んだチームだ。そんなピストンズの小さなリーダー、トーマスのことをジョーダンがよく思わないのには理由があった。
ジョーダンが最も怒りを表したのは1991年NBAカンファレンスファイナルでの出来事。3年連続で負けていたピストンズ相手についに勝利し、NBAファイナルへと進むこととなったジョーダン率いるブルズ。そんな彼らが健闘を称えるために試合終了後に握手を求めに行ったところ、トーマスを含めたピストンズの主力選手はすでにロッカールームに戻り始めていたのだ。それまで3年連続で敗退していたブルズは、毎年最後の試合では悔しさを飲み込んで健闘を称えていた。そんな今までの振る舞いに対して、リスペクトの欠片もない行動にジョーダンは腹を立てたのである。
一方、トーマスは自分たちも同じ立場にあったと弁解する。それは1988年のカンファレンスファイナルのこと。「エイドリアン・ダントリーがフリースローを打っている時にね、すでにセルティックスはロッカーに向かって歩き始めていたんだ。そこで僕はマクヘイルを捕まえて止まらせた。そうやって彼らはコートを離れていった。でも僕らは全く気にしていなかったよ」
引退から約25年経ち、初めてジョーダンの気持ちを知ったトーマス。自分たちも先輩に同じことをされたと説明はしているが、すでに後の祭り。しっかりと謝らない限り、“神様”の怒りは収まりがつかないようだ。
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