外道でクズ、パワハラ野郎 『ザ・ボーイズ』ホームランダーのモデルは“あの男”だった

大好評のまま最終回を迎えたAmazon Prime Videoの『ザ・ボーイズ』シーズン2。『プライム・リワインド: インサイド・ザ・ボーイズ』と題したトーク番組でドラマの裏側やキャラクター創造秘話などが明かされている。

Amazon Prime Video/YouTube

『クリミナル・マインド FBI 行動分析課』『24 -TWENTYFOUR-』『CSI:科学捜査班』等のヒットテレビドラマシリーズで知られる女優のアイシャ・タイラーをホストに迎え、ブッチャーを演じたカール・アーバン、ホームランダーを演じたアントニー・スター、スターライトを演じたエリン・モリアーティ、Aトレインを演じたジェシー・T・アッシャー、そして企画・製作総指揮にしてショーランナーを務めるエリック・クリプキが登場し、テレビでは絶対に放送できない過激なトークが繰り広げられた。

役作りにおいて注目すべきは、ホームランダー役のアントニー・スターの発言。ホームランダーと言えば、スーパーヒーロー集団“セブン”のリーダーだが、その正体はスーパーマンの仮面を被った外道サイコパスだ。

アイシャ・タイラーの「ホームランダーに共感するのはちょっと問題だけど、少しは共感できる部分もある。役を作り上げるのに何かを参考にした?」という質問にアントニー・スターは、「明らかに1人いて、現職の大統領である“T-Dog”(Donald Trumpの頭文字から)だよ」と、トランプ大統領の名を挙げた。続けて、「トランプにも良い部分はあると思う。彼はある意味とても人間くさいんだけど、かなり薄っぺらい。ホームランダーというキャラクターは最強の男で自分のことを神だと思っている。しかし彼にとってのクリプトナイト(弱点)は人間性なんだ。そこからトランプ大統領を役柄に取り入れようと思ったんだ」と皮肉を込めた。一方で、「ホームランダーも物語とともに成長するから期待して」と、今後のホームランダーの人間性の変化に含みを残した。

なお、製作総指揮のエリック・クリプキも、同ドラマのテーマについて語った際にトランプ大統領に言及。「シリーズを通して描きたいのは、人間性と人間の弱さが復讐心とせめぎ合う様子だ。ザ・ボーイズのメンバーの目的は復讐だが、復讐される側よりも復讐する側の方が痛手を受ける。ザ・ボーイズのメンバーはその人間性の脆さこそが強みなんだ。シリーズでは弱い人間ほど強くなっていくが、トランプ大統領のように強い自分を見せようとするのは弱い証拠だよね」と、シニカルな笑いを誘った。

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